2022.03.12

 愛知・真樹ジムAICHIにて、4月3日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~K'FESTA.5~」の[K-1無差別級トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R]で石井慧と対戦する実方宏介が公開練習を行った。

 昨年からK-1に参戦し、今回の無差別級トーナメントへの出場が決まった実方。「これまでK-1では軽量級・中量級のトーナメントが何度もありましたけど、一番迫力があって面白いのは重量級。そのトーナメントが開催されるということで、みんな楽しみにしてくれていますね」と周りからも期待を寄せられているという。K-1参戦前から重量級戦線で戦ってきた実方にとって今回の無差別級トーナメントは自分をアピールする絶好のチャンス。実方は重量級の良さ・魅力、重量級で戦うことへのこだわりと目標を語る。

「テクニックやスピードは軽量級や中量級でもやってもらって、一発で試合が終わる・一発で試合がひっくり返る。それが重量級の面白さだと思います。(ずっと身体は大きかった?)いや、生まれた時は身体が小さくて、気づいたらデカくなってました。両親が大きいわけでもないし、男4兄弟なんですけど、デカいのは僕だけなんです(笑)。

(今まで体重を落とすことは考えなかった?)K-1にクルーザー級が出来たタイミングでヘビー級の選手がみんな体重を落としていましたけど、自分は無差別級でやることにこだわっていたんで、ヘビー級まで落とそうとかそういうことは思わなかったです。

(無差別級へのこだわりは?)重量級は外国人選手が強いイメージがあると思いますが、僕は日本人も負けていないと思います。それを見せたいので重量級にこだわっています。今回のトーナメントはマハムード・サッタリ選手以外は日本人なので、僕は日本トーナメントだと思っていますが、ここで優勝すれば自分の強さを見せられるし、トーナメントで優勝して世界の強豪と戦っていきたいです」

 実方の一回戦の相手は北京五輪柔道金メダリストの石井慧だ。柔道で世界の頂点に立ち、総合格闘技に転向・K-1に挑戦する石井について、実方は「昔から知っている選手で、総合の試合もずっと見ていました。すごく真面目で練習もしているんだろうなというのが伝わるし、ものすごい努力家という声も周りから聞いているし、そこはリスペクトしています」。その一方、SNS上では石井への対戦をかねてからアピールを続けていた。実方は石井の試合を「つまらない」と切り捨てる。

「石井選手がK-1に来て“ロード・トゥ・京太郎”をアピールしていて、すぐにやらせるわけにはいかないし、僕自身も京太郎選手にリベンジしたかったので噛みつきました。僕自身、石井選手のK-1の試合は2戦とも見ていますけど、試合がつまらないなって。そんな試合で京太郎とやっても塩試合になるだけなので、そういう意味でも噛みつきました。

 僕は重量級なので倒すか倒されるかの試合をしたい。石井選手のように頭を使って判定勝ちするのも間違ってはいないけど、僕はもっと重量級らしい試合をした方がいいと思っています。もし石井選手に判定でも勝てばいいという考えがあるなら、自分とやって倒し合いをしようよと思っています」

 公開練習で実方は同門のマキ・チャ―チャイとマススパーリングを披露。「体格は違うんですけど、チャーチャイもサウスポーで前に出てくるタイプなので仮想・石井慧をやってもらってます。うちにはマキ・ドゥワンソンポンもはじめタイ人がたくさんいて、今回はタイプ的にチャーチャイにスパーリング相手をやってもらっています。ジムのタイ人たちからも優勝できる可能性はあると言ってくれるし、体重差があるのに練習の相手をしてくれているので絶対に優勝したい」と同門のタイ人選手たちと一丸になって対策を練っている。

「愛鷹戦・RUI戦も会場で見ていて、戦い方を変えてきているなと思いました。僕の試合でどう出てくるかはわ分からないけど、思っているようにはいかないぞって感じです。K-1大阪大会のバックステージで石井選手見て、思ったよりデカさは感じませんでした。それでもフィジカルは石井選手の方が上だと思いますが、打撃のスキルでは負けないです」と自慢のテクニックで石井を翻弄するつもりだ。

 準決勝以降の勝ち上がりについては「みんな素晴らしいなので、どの選手と当たってもいい。今は一回戦のことだけを考えているし、石井選手に勝てば自ずと結果を出せる」としつつ「僕も京太郎選手も勝ち上がって、僕が京太郎選手を倒してリベンジできれば最高のストーリーだと思います」と京太郎との対戦を希望している。

 2月のK-1東京体育館大会では第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメントが行われ、金子晃大と玖村将史が2連続KO勝利で決勝進出。決勝でも壮絶な打ち合いを繰り広げ、ダウンを奪った金子が優勝を果たした。実方も「会場で試合を見てたんですけど、KOが多くて自分も負けていられないなと思いました。中村拓己プロデューサーも『軽量級のトーナメントと重量級のトーナメントの戦い』とツイートしていましたが、2月のトーナメントを見て、自分も余計に気持ちが出来上がりました」と刺激を受けた。

「これから重量級をどうしていきたいかか?」という質問には「K-のl公式HPの選手名鑑を見ていてクルーザー級王者にシナ・カリミアン、ヘビー級王者にロエル・マナートがいて、スーパー・ヘビー級は空位になってたんですよ。このトーナメントで優勝すればベルトのチャンスもついてくると思うので、K-1のベルトをとって世界の強豪と戦っていきたいです」と世界につながるものにしたいと語った実方。

「今まで武尊選手がK-1を引っ張ってきて、6月に那須川天心戦が決まっていて、K-1にも次の世代が必要だと思います。僕はトーナメントのなかで一番若いのでK-1重量級の顔になれるように頑張りたいです。ファンのみなさんには目をそらさずに重量級の素晴らしさを思う存分楽しんでいってください」とK-1新世代としてK-1重量級を担う存在になると宣言した。

 

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