2021.12.27

 12月27日(月)都内にて、2月27日(日)東京体育館にて開催される「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN」の第2弾対戦カード発表記者会見が行われた。

 スーパー・ヘビー級のスーパーファイトとして京太郎vs坂本英則が発表された。北京五輪柔道金メダリストの石井慧と共に、10年ぶりのK-1復帰で重量級の盛り上げに欠かせないキーパーソンとなった京太郎。2006年のプロデビュー以来、キックボクシング、K-1、ボクシングを通して実に15年間、対日本人無敗を誇り「日本最強」の座に君臨してきた。10年ぶりに復帰したK-1では、3月の「K‘FESTA.4 Day.2」で実方宏介を豪快にKOして実力を知らしめたものの、9月のK-1横浜アリーナ大会では現クルーザー級王者のシナ・カリミアンに延長判定で敗れた。

 今回は再起戦となる京太郎だが、いつになく弱気な発言を連発。「ヘビー級は1発があるから分からない」「年明けから練習しようと思ってた。ピンチかなと思う」「年齢も年齢で体がしんどい」と。前回のカリミアン戦敗北のショックから立ち直ることができていないのか…。

 対する坂本は、様々な団体でキャリアを積み、すでに2本のチャンピオンベルトを持つ実力者。こちらは待望のK-1初参戦に闘志を燃やす。「10年間キックボクシングをやってきて、やっと大きな舞台に立てて、中学生の頃から見ている京太郎選手が相手。かませ犬だと見られてると思いますけど、大どんでん返しで、しっかり勝って有名になりたい」と「大物喰い」を誓う。

 そんな坂本に対しても、京太郎は「10年間、ボクシングをやってきて染まり過ぎた。3Rの蹴りありルールに対応し切れてなくて、まだ来年中も無理だと思う。だから僕を倒すチャンス」と弱気発言。しかも、坂本に「みんなフックを打ってくるけど、パンチを真っ直ぐ打てないとヘビー級は勝てないよ」とテクニック面のアドバイス。これに坂本は「ありがとうございます。僕はあんまりパンチを打つ選手じゃなかったんで、パンチを打つように頑張ります」と応じる場面も。

 会見に同席した中村拓己K-1プロデューサーは「今年は京太郎選手と石井選手がK-1に参戦してきて、クルーザー級も含めて重量級が盛り上がってきた。やはりK-1の魅力は重量級の迫力ある戦いなので、2022年は重量級を盛り上げていきたい。立ち技・総合格闘家、どちらでも構わないのでK-1で戦いたい重量級の選手にはぜひ名乗りを上げてほしい」と2022年の重量級戦線に期待をかける。

 この言葉に対して、京太郎は「僕は散々頑張ってきたんで、若い子、20代が頑張らないと」と我関せず。坂本は「京太郎選手は僕が13歳の頃からチャンピオン。そろそろ代替わりをして貰わないと。初参戦ですけど、大きく前に出るために、勝たせて貰います」と「世代交代」を誓った。会見で弱気発言を連発しながら、いざ試合で強さを見せる京太郎か。それともK-1でのし上がりたい坂本が勢いそのままに大物喰いなるか。予測不能のスーパー・ヘビー級バトルに注目だ!

坂本英則
「今回、初参戦させていただきます。もう10年くらいキックボクシングをやってきて、なかなか大きい舞台に立てなくて。僕が中学生の頃から有名な京太郎選手とこうして大きな舞台で戦わせて貰えるということで。頑張って、しっかり勝って、有名になりたいなと思ってこの場に来ました。僕、かませ犬に見られていると思うんですけど、大どんでん返し、僕が勝つところを見せるんで応援よろしくお願いします。

(K-1参戦が決まった時の気持ちと、アピールしたい点は)K-1参戦が決まった時は、純粋に嬉しかったです。やっと大きなところで戦える。今まで、中学生・小学生の頃から見てた世界なんで、やっとそこに入り込めると嬉しかったです。僕のファイトスタイルは、スーパー・ヘビー級=1発ぶん回す人が多いんですけど、僕はデブなのに動くんで、そこを見て欲しいと思います。

(過去最強の相手に、大どんでん返しを起こす自信は)そうですね、自信というよりも、僕が13歳くらいからチャンピオンという肩書きを持ってた選手なんで、そろそろ代替わりして貰わないとなと思うんで。僕は初参戦ですけど、ここで大きく前に出るために勝たせていただこうかなと思ってます。

(『重量級を盛り上げてほしい』という中村プロデューサーの発言を聞いて)はい、僕、自分のいる階級が盛り上がるのは嬉しいですし、デカいは強いと思うんで。一撃で倒せる階級だと思うんで、そこを全国の人に見て貰えばおのずと盛り上がると思うんで。僕も倒せるように頑張ります。(京太郎の「真っ直ぐ打てないと勝てない」について)そうですね。僕、あんまりパンチを打つ選手じゃなかったんで、今回、アドバイス通りにパンチを打てるように頑張ります。ありがとうございます。(自分の強みは)僕の強みは、ベタ足じゃなく、しっかりステップを使うんで。あとは速い蹴りと、運動量で相手に勝てるように頑張ってるんで。そこをしっかり見て欲しいと思います」

京太郎
「いやー、最近の若い子は礼儀正しくていいですね。僕は昨日試合が決まったことと、会見があると聞いて急いできたんですけど。対戦相手も聞いてなくて、石井慧選手かなと思ったら、実っちゃん(実方宏介)に似てるかなと思ったら違う選手だったんで。まあ、ヘビー級は1発あるんでね、何かあるか分からないんで。しっかり練習して戦いたいと思います。

(前回のカリミアン戦の敗因は)あー、結果的に負けた試合で、ここで何を言っても負けは負けとしてしか捉えてなくて。僕としては忘れてしまったことなんで言っても仕方ないかなって。完璧に負けたと思います、はい。(あの試合以降はどのように)まさか試合のことを昨日言われたんで、年明けに練習しようかなと思ってたんで、練習してなかったんでちょっとピンチかなと思うんですけど。あと2カ月あるんで、どうにか。でもやっぱり年齢も年齢だし、体はしんどいですね。しっかり作り上げていかないと今までみたいに簡単にはいかないと思うんで。自分との戦いかなと。

(K-1に復帰して、K-1ルールを2試合してみて)僕はK-1出身、キック出身ですけど、10年間ボクシングをやってきて、距離感、ペース配分、ボクシングに染まり過ぎたんで。キックが入って3ラウンド、すごく難しいと感じましたし。それが100%戻ったわけじゃないんで、逆に僕を倒すなら来年中かなと。まだ来年でも戻ってないと思うんで。

(重量級を盛り上げてほしい、という中村プロデューサーの発言を聞いて)まあそんな優等生の発言は出来ないですけど、でも僕が頑張るというより若い世代が頑張ってくれないと。本当は、僕が僕でなければ倒してほしいな、と思うんですけどね。それくらい若い子、若い選手、20代の選手が頑張っていただけたらなと。

(まだまだ若い選手に負けないぞ、とは)僕、別にそんなに。若い子に頑張ってくれないと、と思いますけど。でも試合したら負けたくないじゃないですか。僕も負けるのは嫌ですけど、僕を倒してくれないとな、というのはあります。それは間違いないです。僕も散々やってきたんで、はい。

(坂本選手についてはどう思うか)僕は今日、相手を知ったんで。何かヒントがあれば。(実方選手に勝ってる)そうですか、頑張ります。やっぱりヘビー級で、僕と対決して勝つんだったら、しっかりパンチを練習して、真っ直ぐ打てないと勝てないと思います。みんなフックを打ってくるんですけど、ヘビー級たるもの、真っ直ぐ打てないと」

 

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