2021.05.14

 東京・K-1ジム目黒にて、、5月30日(日)神奈川・横浜武道館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~」の[スーパーファイト/‐75kg契約/3分3R・延長1R]でブハリ亜輝留と対戦する神保克哉が公開練習を行った。

 神保が披露したのは「自然の動きをする練習」だ。今回対戦するブハリと似た体格の相手の攻撃を受けながら、自然に反応して攻撃を打ち返す。お互い素手で攻撃は寸止めだが、神保は2分間動きっぱなしで反応の良さを見せつけた。

 3月21日の「K’FESTA.4 Day.1」東京ガーデンシアター大会でのジュリオ・セザール・モリ戦後に沖縄合宿を行なったという神保。現地では「自然と戯れているうちに野生の勘が大事だなと思って」という気付きがあり、「ヤンバルクイナと追いかけっこをして野生の勘を取り戻してきました」という。東京に戻ってからも野生の勘に磨きをかけるため、今回のような練習を続けてきたそうだ。

 また、この練習にはvsブハリという側面もあるという。「会見で自分のことを『キャリアしか差がない』って言われちゃったんですけど、逆に彼にはパワーしかないと思っているんで」と、ブハリの戦力を分析した神保だが、「パワーにパワーで行くわけないでしょう」と、野生の勘を軸にして柔らかい動きで対抗しようという考えがあるようだ。

 初めて-75kg契約で試合をした3月のモリ戦だが、勝利したものの満足のいく内容ではなかった。「正直、あの時は75kgをナメてた部分が自分にあって、普通に勝てるでしょ、倒せるでしょっていう部分はあったんですけど、やっぱ甘くなかった」と反省した神保。「今回は本当に75kgに仕上げた自分を出せるかなと思っています。ウェイトトレーニングとか走ることとかやってきて、まず脂肪を落として筋肉量を上げてくる練習をしてきたんで、本当により75kg級に合った体になっていると思います」と肉体面でもチューンナップを施してきた。練習をしていく中で手応えも掴んでいるようで、「パワーも前と全然違うと思います。多分やってビックリするんじゃないですかね?」と自信満々だ。

 -75kgはK-1ではまだ階級ができておらず、この階級を戦場に選んだ神保たちの活躍いかんに、今後の階級創設がかかっている。「やっぱ倒して勝つ。爪痕残すじゃないですけど、インパクトを残していかないといけないなと。そこで75kgを作ってもいいなっていう印象をつけないとまずいなと思っています」と本人も自覚している。「KOですね」と、周囲を認めさせる勝利で新階級創設の土台を作ることに燃えているようだ。

 また、今大会のポスターには「シン・K-1」というキャッチフレーズがついた。3.28「K’FESTA.4 Day.2」で武尊とレオナ・ペタスが激闘を演じたことで新体制として旗揚げされたK-1にも一区切り。この大会がK-1の新たな再スタートという想いが主催者の中にはある。

 若い選手を集めたK-1バンタム級日本最強決定トーナメントも行なわれるが、新たな階級創設の布石になる神保vsブハリもそういった主旨のもとで組まれた試合だ。「シン・神保ですね。本気の75kgを見せられたらと思っていますね」と本人も意欲的。「今回は本当に75kgに仕上がっているんで、楽しみにしていてください。75kgに火つけます」と、自身の戦場を作るために闘志を燃やしていた。

 

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