2021.03.01

 神奈川県・K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTにて、3月21日(日)東京ガーデンシアターで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.1~」の[スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で不可思と対戦する山崎秀晃が公開練習を行った。

 ド迫力のミット打ちだ。山崎は、高萩トレーナーの構えるミットを目掛けて、鋭い踏み込みからすべてのキックをフルスイング。元ヘビー級選手の高萩トレーナーを吹っ飛ばさんばかりのパワーを見せつけた。

「34歳になりましたけど、パンチ力が上がってる実感はめちゃめちゃありますね。ミットを打ってても、本当に気持ちいいです(笑)。トレーナーさんがありがたいことに手首を痛めてくださってます(笑)」

 山崎は、常に「倒して勝つこと」にこだわってきた。その成果の1つが「K-1 AWARDS 2020」でベストバウト賞を受賞した「安保瑠輝也vs山崎秀晃」だ。あの豪快なKO劇の裏には、日頃の「相手を倒すための研究とトレーニング」があった。

「僕のやっていた伝統派空手は、下半身の力を最大限に使って打つパンチなんです。ただ伝統派空手は寸止めなので相手を倒す攻撃ではないので、それをK-1用に改良してます。パンチ力はパワー×スピード。でもガードの上から叩いても効かないので、フェイント、角度、下に行ったり横に行ったり上に行ったり。いろんな手を使って、相手をだまして、相手が今やられたくないことが何かを常に考えながら攻撃を出していきます。

 そのためにスピード×パワーの練習をしますし、パワートレーニングもガンガンします。『これだけ』というのじゃなくて、トータル的に、いつ、どんな時でも対応できて、試合で出すためのトレーニングをしてますね」

 昨年は悲願のK-1のチャンピオンベルト奪取に成功した。ここまで、選手生命を危ぶまれる怪我にも見舞われたが「K-1チャンピオンになる」という思いは一切ブレなかった。

「僕は超ポジティブ男なんで、常に自信はあるんです(笑)。何か困難が降りかかってこようが、強気のメンタルで掃き飛ばして(笑)。じゃなかったら、こんなに怪我してきて、こんな年齢までやってなかったと思うので」

 山崎には「理想のK-1チャンピオン像」がある。

「僕にとって、理想のK-1チャンピオンは魔裟斗さんです。いかなる時でも強気の発言をして、常に前に出るファイトスタイルを見てきて、魔裟斗さんに憧れて、魔裟斗さんのような選手になりたくて東京に来たので。僕にポイントを取って勝つスタイルはないですし、魔裟斗さんのような攻撃的スタイルを見せて、ファンの人を魅了するK-1チャンピオンになりたい。

 だから、僕としてはチャンピオンベルトを巻いた今からが本当のスタートですよ。『ゴールデンフィスト・山崎秀晃』らしい勝ち方、魅せ方をプロフェッショナルとしてお届けしたいと思ってます」

 今回の対戦相手は不可思。常に倒し倒されの打ち合いを演じて、会場人気の高い選手だが、山崎は「圧倒する」と断言した。

「彼が試合中にやってくることはだいたい想像ができます。僕は試合中に組み立てたりするんで、長年の経験から(当たる攻撃を)はめ込んでいきたいと思ってます。僕もキャリアはそこそこあるんで、相手の動きに対して、相手がやりにくい攻撃を返して。こっちの攻撃が来るならこっち、というのを考えてやるというより、体が勝手に反応するイメージです。今回の試合のテーマは『圧倒』です。観客の皆さんに『やっぱり山崎の試合だったな』と言わせる試合をしないといけないですし、もちろん倒して勝ちます」

 K-1チャンピオンは、全選手から狙われる立場。今回はノンタイトル戦だが、不可思が勝てば「再戦でタイトルマッチ」を要求してくるだろう。そのことは山崎自身も分かっている。

「緊張はしない方ですけど、チャンピオンになってからは変な緊張感、別のプレッシャーは少なからずありますね。不可思選手に限らず、これから対戦する相手には『チャンピオンに勝ったら次はリマッチでタイトルマッチ』を要求されるでしょう。

 かつて、魔裟斗さんが『魔裟斗に勝てば有名になれる』と狙われたように、僕はまだまだ魔裟斗さんの立場とは程遠いですけど『狙われる立場』になったことは感じます。そうやって1つ1つ階段を上りながら、僕が魔裟斗さんに憧れたように、僕も次の世代の子たちが憧れてくれるような存在になっていきたいですね」

 最後に、山崎はこう宣言した。

「K-1チャンピオンとして、しっかりとテーマを持って、皆さんが喜んでくれる試合をお届けしたいと思います。これから3週間、しっかりと追い込んで、最高の状態に仕上げて、最後は思い切ってドンと行きますんで(笑)。ぜひ応援を宜しくお願い致します」

 

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