2021.02.09

 2月9日(火)都内にて記者会見が行われ、3月21日(日) 東京ガーデンシアターで開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.1~」の追加対戦カードが発表された。

 スーパーファイトとして村越優汰と芦澤竜誠の一戦が決定した。元・K-1フェザー級王者の村越は2019年11月からスーパー・フェザー級に転向。その初戦のK-1横浜大会で武尊、昨年3月の「K'FESTA」でレオナ・ペタスに敗れはしたものの、12月のK-1両国大会では山本直樹から勝利を収めてトップ戦線に踏みとどまった。

 その強烈なキャラで波紋を巻き起こしてきた芦澤は、2019年6月のK-1両国大会を最後に表舞台から姿を消していたものの、昨年9月の「K-1DX」で復活。同年12月のK-1両国大会では島野浩太朗との殴り合いをKO勝利で制し、インパクトを残した。

 中村拓己K-1プロデューサーはこの試合について「村越選手と芦澤選手は約3年前に対戦し、そのときはK-1デビュー戦の村越選手が判定勝ちを収めている。あの敗戦から芦澤選手は大きく成長し、村越選手もK-1王者になり、互いにK-1の中心ファイターになった。武尊vsレオナ・ペタスのタイトルマッチが3月28日の『K’FESTA.4 Day.2』で行なわれる中、この試合もスーパー・フェザー級の注目カードとなる」と期待を寄せた。

「毎日、やりたくないことやって、やりたいことやらなくて、がんばってる」と語る芦澤は、村越に対して「誰も会場が沸いてない。俺の試合を見て参考にしたほうがいい」と挑発。しかし、村越は冷静に芦澤のことを変わってないと斬ると、「勝ったほうが偉いんで普通に勝つ。こんなところで負けてられない」と断言。両者は対照的なトーンで、舌戦を繰り広げた。

芦澤竜誠
「こんちは、芦澤竜誠です。えっと~、前の試合を観てくれた人はわかるけど、ビックリしたじゃないですか。俺、強くなってて。あのビックリした試合よりも、次の試合はビックリすると思います。そんくらい毎日、自分と戦ってるんで。毎日、やりたくないことやって、やりたいことやらなくて、がんばってるんで。結果、3月21日は俺が思ってるとおりの結果になると思うので。みなさん、応援お願いします。

(さらにレベルアップしたということだが、前回までの練習からさらに厳しいメニューを?)練習はあれっすよ、言ったとおり、一日一時間だけっすよ。一部練、一回だけ。その一時間でどれだけ全力出すかなんすよ。どんどんどんどん、限界突破するっすよ、一時間で。だから、一番俺がたどり着くなって思ってるのは、一時間ずっとラッシュしっぱなしってことですよ。そういう練習をいま、してるんで。すごいと思いますよ。技術もレベルアップしてるんで、身体もレベルアップしてますけど。楽しみにしてください。(前回の試合の動きが、今回は3R続く?)まあ……、そんなんじゃなく、もっと技術が高いっすよ、次は。また、テーマが違うんで。

(村越は『技術の部分では負けない』と発言しているが?)技術の勝負なんか、俺はハナからする気ないっすよ。俺は男として強い男になりたいんすよ。男同士でどっちが生物的に強いか、リングの上でわかるじゃないですか。技術なんかどっちでもいいんすよ。技術が強かったら、技術だけ練習してればいいじゃないですか。それだけやってればいいじゃないですか。どっちの試合がおもしろいか、こんなの言わなくてもわかるでしょ。技術の試合だけして、そういうことして楽しんで。それじゃつまんねえよ。誰も会場、沸いてないじゃないですか。ねえ? 俺の試合を観て、参考にしたほうがいいですよ。

(どんな決着を狙う?)俺、倒す以外考えてないっすよ。俺、格闘家だし、格闘家ってファイターじゃないですか。判定勝ちして、誰が見たいんですか? みんな高いお金払って会場に来て、ABEMAやGAORAに入って。判定で勝つんだったら、試合なんかしないほうがいいんですよ、ホントに。まあ、(村越は)テクニシャンだと俺は思ってますよ、日本最高級の。でも、あなたがやってきたスポーツは有名になりましたか? みんなに広がりましたかって思ってます。

 最近、俺が出てきたからじゃないですか。そういうところを、自分の心に手を当てて、ねえ? まっすぐ考えるっすよ、逃げないで。ねえ? 逃げ道なんか作るのは簡単なんですよ。俺みたいに。前まで練習やらなくても強いって言ってたじゃないですか? あれ、どこまで行っても逃げ道ですから。いまは違うんですよ。毎日、練習してるヤツが強いっす。ね毎日、己と戦わなきゃ、いけないんすよ。俺はそれ、わかってるんで。試合の結果どうこうじゃなく、倒しかたどうこうじゃなく、俺はブチ、ブチ倒……、(口を押さえて)ブチのめすんで。あの、アブないこと言わないように、ブチのめします(笑)。

(勝ったあとの目標は?)俺はべつに考えてないです。俺は将来のビジョンはいくらでも考えてますけど、ホントに格闘家として試合が決まったら、そこが勝てばなんでもいいんですよ。俺は死んでもいいんですよ。そんくらいの気持ちでいくんで。言ったらどっちが勝つかなんて、試合観なくてもわかるでしょって感じなんで。

(「やりたくないことやって、やりたいことやらなくて、がんばってる」と発言していたが?)それが一番成功する方法なんですよ。まあ、いろんな人間、いると思うんですけど、俺はそれが一番近道だと気づいたんで。だから、そういうことしてると、いいこともいっぱい起きるんすよ。カルマとかわかりますか? いいことも悪いことも返ってくるんですよ。それがわかったらもう、俺にはいい未来しかないんで。俺は悟ってますよ、少し。いまから悟り切ります、もっと。

(格闘家として生きる中で一番何を我慢してる?)だから、一番我慢してるのは練習です。練習の一時間のうちに、どれだけ全力でやりきるかですよ。途中でヤバイって思うんすよ、そこと戦うんすよ、毎日。だから、俺は食事面もなんとも思わないんですけど、その1時間だけの練習が毎日、苦痛でしょうがないです」

村越優汰
「(芦澤が「自分は変わった」と発言していることを受けて)まあ、そんな簡単に人間は変われないと思うので、同じ結果にします。(前回の試合で連敗脱出した心境と、スーパー・フェザー級の手応えは?)連敗していて、階級を上げてからやっと勝てたんですけど。一つの勝ちがメチャクチャうれしくて。こんなに勝利ってうれしいんだなって気づけたので、目の前の試合を大事に勝っていくだけですね。スーパー・フェザーに上げて、とくに問題はないと思います。

(前回の芦澤選手の試合を観ても変わらないと思う?)べつに全然、変わってる感じはなかったですね。まあ、技術が上がってるとは言ってるんですけど、自分は技術に自信があるので、技術の部分では負ける気がしないですね。(芦澤の「俺の試合観て、参考にしたほうがいい」という言葉を聞いて)まあ、勝ったほうが偉いんで。ふつうに勝ちます。(どのへんで差を見せる?)たぶん、攻撃は当たらないと思いますね。

(勝ったあとの目標は?)こんなところで負けてられないんでね。ここをしっかり勝って、やっぱりベルトのところまでいきたいですけどね。(どういう戦いを想像してる?)まあでも、やっぱり向こうが来るんだったら、ふつうに倒し倒されの試合にはなると思いますね。

(芦澤選手は共感する部分はある? それとも違う生きかたをしてる?)まあ、俺も普通にやりたいようにやってるんで。練習だけじゃなくて、俺、ゴルフが好きなんですけど。今日もゴルフ、コース回ってからそのまま、ここに来ました」

  この村越の“ゴルフ”発言に対して、芦澤は「俺はいつも17時から練習で、矢口トレーナー、いつも17時から来てくれるんすけど。(今日は)矢口トレーナーが13時半からジム開けてくれたっすよ、俺だけのために。ワンツーマンで、バチバチにしばかれてきたんですよ。もう、いま疲れてしょうがないです。震えてるっす、手とかも。そのぐらい、俺、がんばってます。だから、結果見ててください。こんな、ねえ? 格闘家なのか、ゴルファーなのか、わかんないじゃないっすかねえ」と一刀両断。それでも村越は「ゴルフ、いいっすよ」とマイペースに返答して、会見は終わった。

 お互いに自分の価値観をぶつけ合った村越と芦澤。約3年越しの再戦は村越の返り討ちか? 芦澤のリベンジか?

 

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