2021.02.05

 2月5日(金)都内にて記者会見が行われ、3月28日(日)日本武道館で開催される「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.2~」の追加対戦カードが発表された。

 K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチとして王者K-Jee vs 挑戦者シナ・カリミアンが決定した。この一戦は昨年11月のK-1福岡大会での王座戦のダイレクトリマッチとなる。会見冒頭、中村拓己K-1プロデューサーはこの一戦の実現の経緯について、以下のように説明した。

「K-Jee選手とシナ選手は昨年11月のK-1福岡大会のタイトルマッチで対戦。この試合は当初スーパーファイトでしたが、武尊選手の欠場を受けて、直前にタイトルマッチに変更になりました。当時チャンピオンだったシナ選手は、新型コロナウィルスの影響で十分な準備ができていない状況でしたが、“K-1のために”とタイトルマッチへの変更を受け入れてくれました。

 試合結果はK-Jee選手の勝利でタイトル移動となりましたが、シナ選手から再戦希望があり、K-Jee選手もそれを了承したため、ダイレクトリマッチでのタイトル戦が内定していました。

 そこで1月の代々木大会で2人のタイトルマッチを組もうと思っていまいたが、K-Jee選手が怪我で間に合わないなか、シナ選手は試合出場を希望したため、当初は1月の代々木大会で谷川聖哉選手とのスーパーファイトを発表しました。そのあと代々木大会が延期となり、3月28日の日本武道館にスライドした、K-Jee選手のコンディションも整ったため、今大会でタイトルマッチを行なうことになりました」

(※なおシナと対戦予定だった谷川は「K’FESTA.4 Day.1」3.21東京ガーデンシアター大会に出場し、9日の会見で対戦カードが発表される予定)

 中村プロデューサーは今回のK-Jeevsシナについて「両者はこれまで1勝1敗。K'sFESTAという年間最大のビッグマッチで、タイトルを賭けて完全決着をつけてほしい」と激闘に期待を寄せた。

 不退転の決意を示すように丸坊主姿で現れたシナは「K-Jee選手はチャンピオンじゃない。私から逃げ回って試合をしないようにしている風にしか見えない。必ずベルトを奪う」と挑発的なコメント。これに対し迎え撃つ側となったK-Jeeは「コイツ、メンタル弱いから、そういうこと言ってないと自分自身を保てないんだろうなと思う。シナが前回の試合展開がどうだったかに気づかない限り、間違いなく俺が勝つ。試合展開は一緒」とキッパリ。両者は大一番に向け、激しい舌戦を繰り広げた。

K-Jee
「今回の防衛戦について、相手もいくつか対策を立ててくると思うけど、それを上回る引き出しと、内容の濃い技術を持って当日は挑みたいと思います。(ダイレクトリマッチになったことについては?)今の自分は相手を選ぶとか、そんな偉くもない。自分はチャンピオンであって、俺はノンタイトル戦をやりたくないし、試合をするなら全部タイトルマッチでもいい。同じ日に試合をするANIMAL選手と愛鷹選手もベルトがほしいと思うけど。俺はいつでもタイトルマッチするんで、みんなが追いかけてくれたらいいなと思ってます。

(挑戦者の発言を聞いた感想は?)コイツ、メンタル弱いから、そういうこと言ってないと自分自身を保てないんだろうなと思ってます。(前回は相手の穴を突いて速攻で勝負が決まったと思うが、今回も同じような戦法が通用すると思っている? それとも新しいものを考えている?)まったく同じではないですけど、やっぱり相手がいいところ出したら、その部分では俺より相手のほうが強い。だから、相手の強い部分を出させない戦いかたというのが、前回はしっかりハマッた。相手の良さをどんどん潰せば。相手は俺のことを攻略できないんで。新しい対策も準備してるんで、シナが前回の試合展開がどうだったかに気づかない限り、間違いなく俺が勝ちますね。試合展開は一緒です。

(日本武道館は日本でも伝統のある会場だが、何か思うことは?)会場に対してはあんまりないですけど、K'FESTAですし、やっぱりK-1年間で一番のお祭りなんで、そういうところでモチベーションは上がってます。会場のことはよく調べておきます。(今回のK'FESTAはクルーザー級の試合がかなり組まれ、にぎわっている階級となっているが、その中でどんな存在であり続けたい?)たくさん、試合が組まれてうれしいです。観てくれる人が増えるし。どんな存在でありたいか、ですよね? どんな存在か……、理想の像はないですけど、さっきも言ったろおり、俺は全試合タイトルマッチやるんで、いつでもケンカ売りに来てほしいなって思ってます」

シナ・カリミアン
「いまさらこの試合にかける自分の意気込みを、ここで話すことはない。2018年、私が初来日してK-1のクルーザー級トーナメントに参戦したとき、『イランから来たコイツはいったい誰なんだ?』という印象をみなさんに持たれていたと思うが、そのトーナメントに勝ち、そして3年間、ベルトを守ってきた。いまこうしてベルトはK-Jeeのもとにあるが、自分はまた獲り返すために厳しいトレーニングをし、その結果をみなさんの前で見せたいと思う。

(ダイレクトリマッチになったことについては?)まずK-Jeeに言いたいのは、自分がチャンピオンだというふうに話さないでほしい。K-Jeeはチャンピオンじゃなくて、私から逃げ回って試合をしないようにしている、そういう風にしか見えないからだ。自分は3月28日の試合に向けて、十分な練習をしているので必ずベルトを奪いたいと思う。

(前回の敗因の分析はできてる?)試合は負けは負けなので、それに対していいわけをすることはない。ただ、負けから必ず学ぶものがあり、学ぶことができなくなったときが本当の負けだと思う。自分はけっしてあきらめない、そういう気持ちを持っていて、K-Jeeとは違い、逃げ回ったりする人間ではない。その証拠をリングの上で、ファンのみなさんにお見せしたい。

(日本武道館は日本でも伝統のある会場だが、何か思うことは?)先ほどのK-Jeeのコメントに一言言わせてほしい。私はコメントをするときは選手として、ファイターとしてコメントしている。けっしてメンタルが弱いからとか、そういう理由ではない。それを3月28日に見せるので覚悟しておいてほしい。日本武道館は歴史的に有名な会場だということは聞いている。そういったところで試合ができることは光栄に思っている」

 

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