2020.11.14

 朝久道場にて、12月13日(日)両国国技館で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の[スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R]で蓮實光と対戦する朝久泰央が公開練習を行った。

 9月のK-1大阪大会でALL-WINの弘輝と対戦した朝久は、飛びヒザ蹴りで先制のダウンを奪われるも、2Rに鮮やかなハイキックで逆転KO勝利を収めた。倒し・倒されのスリリングな試合展開だったが、朝久自身は「弘輝選手はKO率が高くて一発がある選手だと分かっていて、しょっぱなのパンチが見えてたんで、これでいけると思ったんですよね。その瞬間、相手の罠というか相手が狙っていた飛びヒザ蹴りが来て、やらかした!と思いながら(飛びヒザを)食らいました」と苦笑い。

 その後の逆転劇も「ダメージはなかったですが、ダウンをとられて不利な状況になったので、1R終盤にしっかりダメージを与えて。2Rはやらないとやられると思って戦いました」と冷静さを失うことはなかった。
 ライト級初戦となった今年3月「K'FESTA.3」では、スーパーファイトで現ライト級王者・林健太から2度のダウンを奪って勝利。階級を上げて“倒せる”選手に変貌を遂げた。

 朝久はその理由を「この階級が自分に合っているのも少しはあるけど、今までより相手も倒す力が強くなって、試合でやらないとやられる場面が増えた。今まではとにかく相手を痛めつけて、相手が『朝久と二度とやりたくない』と思うようにダメージを与えて戦っていましたが、ライト級では一発で試合をひっくり返されることがある。それで倒せるときに倒そうと思って戦う結果、KO・ダウンが増えてきたと思います」と語る。

 11月のK-1福岡大会では兄・朝久裕貴も久々のK-1参戦で大岩龍矢に勝利を収め、今年は朝久道場が大きなインパクトを残した1年になっている。

「(福岡大会を振り返って)兄貴はずっと中国で試合をしていて、兄貴のセコンドにつくのは2年ぶりだったのですが、改めて兄貴の強さを見せられて、自分も頑張ろうと思いました。(普段はどんなことを意識して練習している?)他の人と同じ動きは見ていて面白みに欠けるので、館長と兄貴と朝久流の動きを見せようと思って、自分たち独特の動きを心がけて練習しています。

(具体的には?)例えなスパーリングをやるとき、普通は1R3分1分インターバルでラウンドを決めて練習すると思うんですけど、僕たちは時間を区切らずに館長が『やめ!』と言うまでぶっ続けでスパーリングしたり、インターバルを5秒~30秒でやったり…どんな状況にも対応できるように練習しています」

 対戦相手の蓮實光は現在4連勝中で、7月のKrush後楽園大会ではライト級のトップファイター大沢文也をパンチでマットに沈めている。危険な拳を持つ相手だが、朝久は「特徴をあげろと言われたら一発がある選手ですが、その一発も自分の方が上」と自信をのぞかせる。

「蓮實選手は勝った試合はほとんどKOで一発がある選手だと思いますが、はっきり言って僕とはレベルと次元が違うので、どの局面でも圧倒的な強さを見せて一方的に勝ちます。(蓮實は総合・ミャンマーラウェイも経験しているが?)朝久空手は“空手”という言い方をしていますが、どんなルールにも対応できるものです。総合ルールの練習をやることもあるし、相手のバックボーンは関係ないです。どのルールでやっても自分の方が強いと思うし、蓮實選手の特徴をあげろと言われたら一発がある選手ですが、その一発も自分の方が上だと思います。この試合は“倒すか?倒されるか?”じゃなくて、僕が“パンチで倒すか?蹴りで倒すか?”だけの試合です」

 同大会のメインイベントでは林とゴンナパー・ウィラサクレックのライト級タイトルマッチも組まれている。「林チャンピオンとは戦ったこともあるし、怪我を乗り越えてタイトルマッチを戦う意味では、ファイターとしてもファンとしても頑張ってほしい」と林にエールを送る朝久は「僕も階級を上げたばかりで(ライト級には戦っていない)選手がたくさんいると思うけど、朝久とはやりたくないと思わせたいし、ライト級だけじゃなくて上の階級のチャンピオンたちも全員やっつけたいので、今回の試合で圧倒的な強さを見せて、まずはライト級のチャンピオンをやっつけたいと思います」と次の挑戦者に名乗り出るつもりだ。両国の地でも朝久の衝撃的なKOは生まれるか?

 

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