2019.10.16

 10月16日(水)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて記者会見が行われ、12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」の第1弾対戦カードが発表された。

 いよいよK-1に女子王座が誕生することになった。これまでK-1では2018年3月の「K'FESTA.1」からKANAを中心に女子の試合を組んできたが、正式に女子の階級として女子フライ級(-52kg)・女子ミニマム級(-48kg)・女子アトム級(-45kg)の3階級を制定。名古屋大会で4選手参加の初代女子フライ級王座決定トーナメントの開催が決定した。

 トーナメントには現K-1 KRUSH FIGHT女子フライ級王者KANAをはじめ、そのKANAを3月の「K'FESTA.2」で破っているヨセフィン・ノットソン、かつてKANAとKRUSHで激闘を繰り広げた元KRUSH王者のメロニー・ヘウヘス、そしてK-1初出場ながらISKA女子世界王者の強豪クリスティーナ・モラレスがエントリー。リザーブファイトには真優と壽美が選出された。トーナメントの組み合わせはKANAvsモラレス、ヨセフィンvsメロニーといずれも初対決となる。

[K-1 WORLD GP 初代女子フライ級王座決定トーナメント ・一回戦/3分3R・延長1R]
(1)KANAvsクリスティーナ・モラレス
(2)ヨセフィン・ノットソンvsメロニー・ヘウヘス

[K-1 WORLD GP 初代女子フライ級王座決定トーナメント ・決勝/3分3R・延長1R]
一回戦(1)勝者vs一回戦(2)勝者

[K-1 WORLD GP 初代女子フライ級王座決定トーナメント ・リザーブファイト/3分3R・延長1R]
壽美vs真優

 会見には本戦出場のKANAとリザーブファイトで対戦する壽美、真優の3選手が出席。コメント発表となった海外勢では、ヨセフィンとメロニーがいずれも決勝でのKANAとの決着戦を希望した。

 日本人で唯一の本戦出場となったKANAは「世界トーナメント開催という目標が現実になりました。12月28日は自分がK-1のベルトを巻く王者になるという目標が現実になります」と静かにトーナメント制覇に向けて闘志を燃やした。各選手のコメントは以下の通り。

☆記者会見動画の視聴URLはこちら▷https://youtu.be/K7VM4EyTuJM

クリスティーナ・モラレス(コメント代読)
「このトーナメントは女子のファイターにとって大きな意味のあるもので、そのトーナメントに出られることを誇りに思う。K-1で闘うのは初めてだが、私の相手を恐れないアグレッシブな戦い方と折れない心はK-1ファンに喜んでもらえると思う。私がトーナメントで優勝し、KANAに代わってK-1の女子を代表する選手になる」

KANA
「台風の影響で、自分もタイに行っていたのですが足止めになって、すぐには帰れませんでした。自分の家も河川敷の近くで、今もけっこう家の周りが被害を受けていて、今も復興作業をしている状況です。本当に被害を受けた場所や人々が通常の生活に戻ることを祈ってます。

 12月28日に念願の世界トーナメントが決まりました。自分がシルバーウルフに入門した時に新しいK-1が始まって、その頃は『K-1に女子はないのかな』ぐらいに思っていて、KRUSHのベルトを巻いた時からK-1に出場するという目標が出来ました。それで去年の『K'FESTA.1』で実現して、今年も『K'FESTA.2』に出場することが出来ました。

 それから世界トーナメントという目標がリアルになってきて、そこからは自分の納得する試合が出来なかったり、ヨセフィン選手に負けてしまったり、ちょっと遠回りしたかなと思うんですけど、12月に女子トーナメントの開催が現実になりました。

 女子のトーナメントということで『見たい!』という意見もあれば『盛り上がらないだろ』という意見もあると思いますが、そこはしっかり受け止めています。必ず自分が責任を持ってこの大会を盛り上げたいと思ってます。世界トーナメント開催という目標が現実になったんで、12月28日は初代のベルトを自分が巻くという目標が現実になります。ここまでの道程を支えてくれて応援してくれた人たちのためにも、自分はベルトを巻きます。応援よろしくお願いします。

(一回戦の対戦相手の印象は?)確か56戦ぐらいやってて、今まで対戦した中で一番経験値が多い選手だと思います。身長が168cmあって、48kgから52kgまでけっこう幅広く試合してる選手で、パンチ主体だけどハイキックとかでもKOしているしっかり倒せる選手だなという印象です。長身から繰り出される攻撃というのは本当に警戒しなきゃいけないと思うんで、まず一回戦しっかり対策を練って研究して、確実に勝って決勝に進みたいと思ってます。

(決勝はどちらに上がってきて欲しい?)2人とも2回戦っていて、どちらも全然タイプが違う選手なので、どちらが勝つという予想が全然湧かなくて。ヨセフィン選手は本当に技術もテクニックもあってかなりやりにくい相手で、メロニー選手は一発が凄い怖い選手で、その一発で倒せる力も持っています。どういう試合になるのかは自分もけっこう楽しみです。1勝1敗同士なんで、完全決着するためにもどちらでも上がってきたらしっかり倒したいと思います。

(ワンデートーナメントは過酷なイメージだが、自分の中でどう勝ちあがろうとイメージしている?)1日に2試合戦わないといけないんでKOで勝ちあがることがベストですけど、どんな姿であれ勝つことを意識して決勝まで上がって行きたいと思ってます。(KOよりも勝ちに拘る?)そうですね。結果的にKOにつながれば一番最高の形ですが、本当に初代のベルトを巻かなきゃいけない立場だと思うんで。それに興行も大成功させたいんで、必ずどんな形でも勝ちたいと思ってます。

(タイでも合宿していたそうだが、ここからどうやって自分を高めて行きたい?)この間の試合が終わってすぐにタイに練習に行ってて、タイに行った目的としてはGloryの世界チャンピオンのアニッサ・メクセン選手と練習したいと思って、連絡を取って練習をさせてもらいに行きました。スパーリングが中心の練習だったんですけど、自分は実践を積み重ねてこそ成長出来るんで、けっこうきつかったんですけど良い経験値になったかなと思ってます。

 今もアニッサ選手と連絡を取り合ってて、トーナメント前にもう1回スパーリング合宿みたいな形でまた行こうかなって考えてます。(KOできていない課題を克服するには?)どんな相手であれしっかり試合中の状況を見極めて変化させていくことがベストだと思うんで。そこを実践練習を重ねることによって変化させていって、しっかり本番で見せたいと思います。

(ドルフィンズアリーナは地元からも近いが?)自分の地元は三重県で愛知県は凄い近いんで、今回は地元の応援もたくさん来てくれると思います。そして初めてK-1愛知県大会が開催されるんで、毎年開催出来るように必ず一発目のK-1を大成功させたいと思ってます」

メロニー・ヘウヘス(コメント代読)
「K-1で初めて女子トーナメントが開催されることが決まり、K-1の女子が前進するための大きなステップになると思う。決勝の相手は誰でも構わないけど、決着をつける意味でも1勝1敗のKANAと決勝で戦うことができたら盛り上がると思う。このトーナメントで必ず優勝して、K-1の女子の歴史に名前を刻みたい」

ヨセフィン・ノットソン(コメント代読)
「K-1の初代王者を決めるトーナメントのメンバーに選ばれてとても嬉しい。このトーナメントはK-1の女子の歴史を変えるものになると思う。決勝ではKANAと戦いたい。KANAはK-1の初代王者のべるとをかけて闘う資格のある選手だと思うし、KANAを倒してK-1のベルトを巻きたい。このトーナメントで私が女子フライ級で最強だということを証明したい」

真優
「前回のK-1大阪大会でKANA選手と戦わせてもらって、結果は負けちゃってトーナメントに入ることは出来なかったんですけど、またこうやってK-1に戻ってこれて嬉しく思います。対戦相手の壽美選手とはアマチュアの時に1勝1敗なんで、プロのリングで決着をつけてしっかりリザーブファイトの仕事をして頑張りたいと思います。

(壽美は香港遠征も控えているが)自分は海外で試合も練習もしたことないんですけど、ジムの先輩方みんなと一緒に練習しとって、勝つためにみんなでサポートし合っています。そこは別に経験値が全然ちゃうくっても自分は負ける気はしないんで心配はないです。

(トーナメント出場選手に敗れているが、そこから得た反省点などは?)トーナメントには選ばれへんかったんですけど、自分はホンマにまだまだ世界のレベルじゃないのは分かってるんで。トーナメントの本戦に選ばれている日本人の選手がKANA選手だけで、ファンの方にKANA選手だけを選んだのはもったいなかったなって思ってもらえるような試合をしっかり見せたいと思います。リザーブファイトでトーナメント本戦の試合に負けへんようにしっかり良い試合をして盛り上げて行きたいと思ってます」

壽美
「まずK-1のリングに立てることを凄く嬉しく思います。リザーブファイトなんですけど2試合するつもりで練習して、リザーバーが奇跡を起こすみたいなストーリーを作りたいと思っています。真優選手が言っていたみたいにアマチュアで1勝1敗の状態なので、しっかりこのK-1リングで決着をつけたいと思います。

(香港遠征を控えているが?)前回ヨセフィン選手に負けてしまって、その後に香港の試合のお話をくださったおかげで落ち込むことなく、すぐに切り替えて練習に臨めました。ヨセフィン選手との試合で自分の経験値のなさだったり、引き出しの多さの違いだったり、色々と感じました。香港で勝ってしっかり経験値を積んでK-1に臨めるように気合いが入ってます。

(トーナメント出場選手に敗れて落ち込んだと思うが、そこから得た反省点などは?)この間の試合で負けてしまった時は1日凄く落ち込んだんですけど、次の日からすぐに切り替えて次に向かって頑張ろうという気持ちでスタートしました。やっぱり強い選手とやらせていただいたことで、トップ選手との差を感じました。

 まだまだやらなきゃいけないことが多いことを気付かせてもらったので、さらに気合いが入りました。それでこうしてK-1のリザーブファイトに選んでいただいて、ヨセフィン選手もトーナメントで凄い試合すると思うんですけど、それに負けないくらいリザーブファイトでもしっかり盛り上げようと思ってます」

 

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