クルーザー級 (-90kg)
上原 誠
Uehara Makoto

2018.09.22
6月の加藤久輝戦では、K-1では初めて90kg以下で戦った上原だが、惜しくも判定負け。その反省を踏まえ、この試合に向けて新たな試みに踏み出した。
「オランダのマイクスジムに約40日間、武者修行に出て、実戦練習をメインにやってきました。前回の試合後、トレーニング方法などもいろいろと見直して、武者修行に行くことを決めました。そこで得たものが出れば、普通に勝てるのかなと」
初の海外武者修行、しかもK-1でも活躍する強豪が多数所属するマイクスジムでの練習で、具体的には何を掴んできたのか?
「今まで日本では、ミット、サンドバッグ、そしてスパーリングが中心でしたが、向こうでは対面練習なので、ずっと『殴る・殴る・殴る』という感じでした。そういう部分では実戦慣れしてきた自信はあります。また、今まで出したくても出せなかった技というのがあるんですよ。頭の中で描いていても、試合やスパーリングでは出ないものが。それが実戦形式の練習の中で、少し出せるようになってきたかなと」
さらに精神的な部分でも、大きな手応えを感じたという。
「自分に今、足りないものは何かと考えた時に、メンタル面もあるなと。そこも含めて出した結論が、海外武者修行でした。1~2週間だとちょっと学んで終わりになってしまいますが、人間的にもいろいろと吸収したかったので、1ヶ月以上行きたかったというのがあって」
そうして臨む今回のトーナメント、上原は「負けたら引退」を公言している。
「今のK-1は、月日とともにどんどんレベルが高くなってきていることは、よく分かっています。僕は12年格闘技をやってきて、ある程度、自分の伸びしろは分かってるんですよね。それで、今までやってなかった練習は何かとなったときに(海外)武者修行となりました。それをやっても負けるようだったら、もういいでしょと。自分自身に戦力外通告というか、クビにしようかなという感じですね。
本当は昨年11月のトーナメントで負けた時点で、自分の中で『もういいかな』という気持ちもあったんですが、K-1サイドから『90kgでどうだ』という話をもらいまして、新しい階級が作られるという部分も含めて、じゃあやりますと。今後のK-1のことも考えて、出場を決意しました。その代わり、負けたら辞めますと」
そのトーナメントでは、1回戦のバクーリ戦を含めてどう戦おうというのか?
「意識するのはやっぱり1回戦のバクーリですね。何だかんだバランスがいいので、そこはしっかりと勝とうと。準決勝は、同じブロックのアンドレ・グロースは動きが機敏でバネがあるので、杉本仁とやってどうなるのかなと。映像を見てもよく分からなかったので、その日の動きを見て判断したいです。決勝戦は予想できないですね。誰が来てもいいです」
適正体重であるクルーザー級での、初代王座が懸かったトーナメント。改めて王座への思いを聞かれると、上原はこう答えた。
「練習中も寝る前もずーっと、ベルトのことを考えてきました。僕以外の7人の選手は、ベルトを獲りたいとは言ってますが、『巻けたらいいな』というぐらいの考えだと思います。僕は『絶対に巻く』とずっと自分に言い聞かせてきたので、その差はデカいと思います」
文字通りラストチャンスと決めてトーナメントに臨む上原。その思いはベルトへと届くのか?
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