2017.12.04

 12月3日(日)東京・ディファ有明にて「Bigbang 31」が開催された。

 9月の有明大会ではK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの林健太とK-1ジム・シルバーウルフの山崎陽一が同団体のタイトルを獲得(※林がスーパー・ライト級、山崎がスーパー・ウェルター級)。今大会ではK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの佐野天馬がフェザー級王座決定戦でリョウ・ペガサス、K-1ジムEBISU小比類巻道場のKENJIがウェルター級王座決定戦で千野陽祐と対戦した。

 佐野は今回が初めてのタイトルマッチ。対するリョウはすでにタイトルマッチを何度も経験しているベテランだ。ステップを使いローを打ちながら出入りしてくるリョウに、佐野は落ち着いて対処。ローを返しつつ、ミドル、パンチで応戦する。

 1Rには蹴りによってリョウの左目尻をカットすることにも成功し、蹴り上げるような前蹴りやボディ、ヒザ蹴り、ハイと多彩な技を繰り出してリョウを寄せ付けない。佐野が3Rまで終始主導権を握り続け、ほぼフルマークで判定勝利をもぎ取った。初のベルトを巻いた佐野は「相手はやりづらかった」とコメントしつつも笑顔をこぼしていた。

 一方、こちらも自身初のタイトルマッチとなったKENJIはハードパンチャーの千野と対戦。KENJIは序盤から前進、1R前半にはコーナーに詰めラッシュをかけるなどアグレッシブな攻めを見せたが、カウンターの右フックをもらいダウン。2Rにも右フック、パンチ連打で2度のダウンを喫した。最後まで諦めず左右のパンチを振るっていったが逆転の糸口は掴めず、悔しい判定負けとなった。

 今大会には今年K-1・Krushのリングに立った選手たちが数多く参戦した。

 2月に初代K-1ライト級王座決定トーナメントに出場、8月には佐々木大蔵の持つKrush-63kg王座に挑むもともに敗れ、今年白星のない谷山俊樹はホームリングでのWBKFスーパーライト級王座防衛戦で復帰戦に臨んだ。

 パンチ主体でアグレッシブに攻めてくるキム・スンヨルに手こずりながらも、ミドルとローでじっくりと組み立てて行った谷山は2Rから右が当たり始める。2R終盤には対角線を一気に押し込むラッシュを見せ、3Rにも飛びヒザからのパンチ連打、左右ボディ連打など見せ場を作り、判定勝利をものにした。

 試合後、マイクを持った谷山は「今回は本当にキツかった。3週間前まで松葉杖で歩いていて、痛み止めを飲みながら練習していた」と、ハードな状況に置かれていたことを吐露。その中で掴んだ勝利に、うれしさと安堵が入り混じった表情を浮かべていた。

 9月に初代K-1ウェルター級王座決定トーナメントに出場した山際和希はベテラン・喜入衆を迎え撃った。遠間からローを出しつつ接近してはパンチを出してくる喜入に対し、山際はミドルやロー、右フックで対応。最後までミドル、ロー、ヒザなどで攻めていった山際だったが、掴みどころのない喜入を捕らえきれず、ジャッジ1名の支持を得たもののドロー判定に終わった。

 メインイベントではBigbangスーパーバンタム級王者・良星が2度目の防衛戦。挑戦者は6月の初防衛戦でドローに終わった岩尾力だ。両者はジュニア時代にも対戦経験があり、ここまで岩尾の1勝1分。「今度こそ」の気持ちで臨んだ王者・良星は1R、開始早々に右で突進し、ダウンを奪うと場内は大歓声。そこからは逆転を期す岩尾と倒しきっての防衛を狙う良星のスピード溢れる動きが止まらず、3Rの間ずっと場内の興奮も止まらない名勝負となった。

 良星がパンチで突進しつつハイキックやバックブローを繰り出せば、岩尾もミドルやアッパーと互いにリングを縦横無尽に使いながら攻撃を叩き込んでいく。3Rがあっという間に感じるほどの攻防の末、冒頭のダウンが功を奏して判定は良星に。良星が岩尾を初めて下し、王座防衛に成功した。

 またK-1ジム・シルバーウルフから出場した藤橋光は梅沢武彦と対戦。ミドルとローで距離を取る梅沢に対し、パンチ中心に入っていきたかった藤橋だったが、なかなか自分の間合いに持ち込めず。左ストレートをヒットする場面などもあったもののペースを奪うには至らず、判定負けを喫した。主な試合結果は以下の通り。

<Bigbangスーパー・バンタム級タイトルマッチ/3分3R>
○良星(らすた/平井道場/王者)
[判定3-0]
×岩尾力(POWER OF DREAM)

<WBKF世界スーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R>
○谷山俊樹(谷山ジム/王者)
[判定3-0]
×キム・スンヨル(韓国/KHANジム/挑戦者)

<Bigbangフェザー級タイトルマッチ/3分3R延長1R>
×リョウ・ペガサス(アカデミア・アーザ)
[判定0-3]
○佐野天馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

<67kg契約/3分3R>
△山際和希(谷山ジム)
[判定]
△喜入衆(フォルティス渋谷)

<Bigbangウェルター級タイトルマッチ/3分3R延長1R>
○千野陽祐(GRIT)
[判定3-0]
×KENJI(K-1ジムEBISU小比類巻道場)

<58kg契約/3分3R>
×藤橋光(K-1ジム・シルバーウルフ)
[判定0-3]
○梅沢武彦(東京町田金子ジム)