2016.10.11

 11月3日(木・祝)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN ~初代フェザー級王座決定トーナメント~」(※-57.5kgから名称変更)。スーパーファイト出場選手インタビュー第3弾はスーパー・ライト級(-65kg)でファワド・セディッキと対戦する左右田泰臣だ。

――3月の日本代表決定トーナメント以来、約8カ月ぶりの復帰戦となります。試合が決まった時はどんな心境でしたか?

「改まって『決まったんだ!』という感覚もなく、普通に『はい、分かりました』という感覚でしたね」

――対戦カード発表会見では、3月のトーナメントが終わった後「選手を辞めようと思ったのではなく辞めていた時期もあった」ということでしたが、その当時はどんな心境で過ごしていたのですか?

「3月のトーナメントは、戦う前から負けることを考えている時点でダメだったと思うんですけど、『これでラストチャンスだ』という気持ちで臨んで、気合いを入れてすごく練習もしました。それでも一回戦で山崎(秀晃)選手にKO負けして、レフェリーが試合を止めた後のゴングが鳴った瞬間に全部が切れちゃって…。『もう終わった』という気持ちになって(格闘技を)辞めようと思ったんです。

 試合で負った怪我もあったんですけど、試合の翌日から私生活は普通に過ごせていたし、ジムでも指導をしていました。ただ指導以外でジムには全く行かず、本当に普通の生活を過ごすという感じだったんです。そんな中でブログなどのSNSにたくさん方がコメントをしてくださいました。

 もしここからが僕のK-1での第2章と言うのなら、そのきっかけを作ってくれたのは応援してくださった皆さんです。そして僕にとってはゲーオ(・ウィラサクレック)の存在も凄く大きかったですね」

――ファンの存在が復帰を後押ししたわけですね。その一方でライバルであるゲーオの存在がなぜ左右田選手を奮い立たせる理由になったのでしょうか?

「ある日、家に帰ってのんびり携帯をいじっていたら、突然ゲーオの関係者からメッセージが来て『ゲーオがソウダのことを心配している。とりあえず三ノ輪のジムに来て、ゲーオと一緒にしよう』と言ってくれて。その時に凄く胸が熱くなったというか…本当に嬉しくて。いずれゲーオと試合をやる・やらないではなく、とりあえずジムに行こうと思ってジムに行ったら、ゲーオが僕のことを迎え入れてくれたんですよね。

 元々、去年の11月に野杁(正明)選手に負けた直後にも控え室でウィラサクレックジムの方から『うちのジムで練習してみないか? まだ鍛えなければいけない所があるから』と声をかけられていたんですね。でもゲーオは同じ階級のチャンピオンだし、自分がチャンピオンになりたいと思っている以上、倒さなければいけない人間なので一緒に練習するのはやめておこうと思いました。

 ただ自分自身、山崎選手に負けて3連敗したこともあって、ゲーオと試合をやる・やらないという感情はなかったので、一緒に練習しようと思いました。なぜゲーオが僕を誘ってくれたのか分からないのですが、僕の中でゲーオは色々とデカイ存在です」

――宿敵と言える人間のところに飛び込んででも、一緒に練習して強くなりたいという気持ちが勝ったわけですね。

「はい。ただし、今僕にとってゲーオは凄く信頼できる人間ですが、僕が欲しいものはK-1スーパー・ライト級のベルトです。それを持っているのはゲーオですし、もしそれがもらえるなら、僕は全然ゲーオと戦います。むしろゲーオと一緒にいてベルトを近くで見る機会も多いので、ベルトが欲しいという欲は大きくなっています」

――そして再スタートの一発目となる試合で、セディッキとの一戦が決まりました。セディッキにはどんな印象を持っていますか?

「国際戦は2度目のゲーオ戦(2015年7月)以来で、ヨーロッパの選手と戦うのもかなり久々です。外国人選手は映像を見ただけでは分からない部分もありますが、パワーは日本人とはちょっと違うと思いますし、なんといっても若い。若くて戦績も多いのでギラギラしている選手だなと思います」

――K-1での新たなキャリアのスタートになる試合で、どんなテーマをもって戦いたいですか?

「生まれ変わったのではなく、2年前に初めて
K-1のリングに上がらせてもらった時と同じ気持ちですね。新しい場所に1人の選手として入っていくっていう感覚です。今年3月からの半年でK-1の状況もだいぶ変わってきていて、この半年の間にK-1を見始めた方もいるはず。はっきり言ってしまえば、そういった人たちは僕のことを知らないでしょうし、そういう意味では新たな気持ちでK-1での戦いに臨めると思います」

――それでは最後に復帰に向けてファンの皆さんへ一言メッセージをお願いします。

「次の試合はしっかり相手以上に僕がギラギラして、会場をメラメラに燃えさせたいと思います」

 

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