2019.04.20

K-1・Krush・KHAOSで繰り広げられる激闘の数々から気になる選手をピックアップし、K-1 JAPAN GROUPサイトでしか読むことが出来ない独占インタビューを公開。今回は「K'FESTA.2」3.10(日)さいたま大会で卜部功也に勝利して王座獲得に成功したライト級王者・林健太が登場!

──3Rは林選手がパンチを当てる場面も増えてきましたが、手応えはありましたか?

「手応えはそんなになかったんですけど、一回功也くんがバランスを崩した時に追撃するかダウンをアピールするか迷ったんですよ。で結局ダウンをアピールしたんですけど、あれやるんやったら追撃しとけばよかったですね(苦笑)」

――このまま決着がつくか、延長までもつれるか。どう考えていましたか?

「お兄ちゃん(林将多)は『勝ったぞ!』って言ってたんですけど、会長たちは『ドローだ』って言ってました。だからもうよく分からなかったです(笑)」

──なるほど(笑)。ただ延長戦に入ると、徐々に林選手ペースになっていったと思います。

「お兄ちゃんに『あと3分だけやぞ!』と言われて、ベルトを獲るために今までしんどいことやってきたんやから、あと3分ホンマに頑張ればチャンピオンになれると思って戦いました。だからとにかくもう必死やったんであんまり試合のことは覚えてないですね。とにかく接近戦になったら功也くんに押し負けないように歯を食いしばって全力で押して。とにかく押し負けたらアカン、常に下がらせようと思ってました」

──延長ラウンドの競った展開で押し負けないのは、そうとう心も身体も強くないと難しいと思います。

「それはやっぱりフィジカルトレーニングの成果と、絶対押し負けへんっていう気持ちですね」

──功也選手が接近戦で打ち合う展開はあまりないので分からなかったですが、功也選手も打たれ強くてタフでした。

「マジでタフやったです。残り1分を切ったところで『効いてる!行ける!』って初めて自分でも思ったんですよ。それまでずっと功也くんは俺のことを睨んでたのに、一瞬、俺のことを見てない場面があって。それで『行ける!』と思って、必死にパンチを出しました。延長が終わった瞬間、自分では取ったと思ったんですけど、やっぱり判定を聞くまでは不安で。勝利が告げられた瞬間はホンマに嬉しかったっす」

──功也選手に手を挙げてもらった時は感極まりましたか?

「いや~、嬉しかったですね。このベルトのために、気持ちを吹っ切るために『全然同門って感じはせえへん』って俺は言いきったのに、功也くんは同門の後輩やって言ってくれて、試合前の記者会見でヒロくん(卜部弘嵩)も後輩の健太ってまだ言ってくれてて、それが嬉しかったですね。俺は敵って言いきったのに、ヒロくんも功也くんも後輩って言ってくれて……」

──そういう先輩に最後に勝ってベルトを獲れたことも何か嬉しいものがありましたか?

「嬉しいですし、ホンマに“世界チャンピオン”っていう肩書きが、自分がベルト巻いてるのが信じられなかったです」

──功也選手に勝ったチャンピオンということで、ライト級は色んな選手がいますし、これからのチャンピオンとしての目標はいかがですか?

「功也くんみたいに完璧な、あの人には勝てないってファイターにはなれないかもしれないけど、間違いなく誰よりも興奮させるようなファイターに俺はなれると思ってます。どんな相手とやりたいかって言ったら、キッカーよりはパンチャーとやりたいです。血が出るまで打ち合うみたいな試合を、それを小さい頃に見て自分も沸いてきたんで、そういう試合で会場を沸かせたいですね」