2017.10.07

 K-1・Krush・KHAOSで繰り広げられる激闘の数々から気になる選手をピックアップし、K-1 JAPAN GROUPサイトでしか読むことが出来ない独占インタビューを公開。今回は「K-1 WORLD GP」9.18さいたま大会の初代ウェルター級王座決定トーナメントで優勝した久保優太が登場します!

――トーナメント優勝おめでとうございます!これまで色々なトーナメントで優勝し、タイトルを獲ってきた久保選手ですが、今回の優勝は特別な想いがあったのではないですか?

「今までとは違いますね。僕自身、ずっと不調な時期が続いていて、周りからも『久保は終わった』と言われることもあって、自分でもそう思ってしまったこともあります。その中でラストチャンスだと思って出たトーナメントでK-1のベルトを獲ることが出来たので、本当にうれしさとベルトの重みを感じています」

――久保選手はトレーダーの仕事も上手くいっていて、正直なところ格闘技へのモチベーションはどうなんだろう?と思っていました。

「よく経済的にも満たされているから格闘技をやる意味あるの?と言われるんですけど、お金と夢は違いますから(笑)。僕にとってK-1のトーナメントで優勝してチャンピオンになることはそれだけ大きな夢でした」

――とはいえ、もう一度、自分を鍛え直すために頭を下げて矢口哲雄トレーナーのもとの足を運び、徹底的に鍛え直してもらうという選択をするのには決意が必要だったと思います。

「かなり大きな決断でしたね。僕と弟(賢司)の二人でK-1ジム五反田を始めて、本当にジムには最高のトレーナーがいると思います。でも僕がジムのトップとしている以上、どうしてもトレーナーさんたちにも遠慮が出てしまうというか…。僕自身も自分に甘い性格なんで(苦笑)、体調が悪い時には練習を休みがちだったんですね。でもそれではもう自分は格闘家として輝けないと思い、自分の格闘技人生で最も自分に厳しくしてくれた矢口トレーナーにもう一度、練習を見てもらいたいと思いました。

 偶然、去年の年末に矢口トレーナーから連絡があって『スパーリングパ―トナーを探しているから、ジムに来てくれないか?』と言われて、週1回ほど顔を合わせていたんですね。その時に雑談レベルで『ちゃんと練習しているか? 最近動きにキレがないぞ』と言われて、自分では『そうですかね~』と答えて、矢口トレーナーからは『もし練習できていないなら、いつでも言ってこい』と言葉をかけてもらっていました。しばらくは自分で練習を続けていたんですけど、今年の2月の中国遠征で本当にダメな試合をしてしまって、その時に矢口トレーナーに練習を見てもらおうと決意しました」

――ということは木村"フィリップ"ミノル選手とトーナメントで試合が決まる前から矢口トレーナーとは練習していたんですね。

「はい。6月に山際(和希)選手と試合をする前から練習を見てもらっていて。だから(木村戦の)オファーがあった時はなおさら『えーーっ!!!!!』と思いました(苦笑)。でも矢口トレーナーに『トーナメントの一回戦の相手は木村君でオファーがありました』と伝えたら『オファーが来た以上やるしかないだろ。やって優勝するしかないぞ』と言われました」

<後編>に続く