2020.03.12

 中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「Krush.111」2.24(月・休)後楽園大会を総括します!

「大会を通してベストバウトじゃないですけど、すごく印象に残った試合がスーパー・フェザー級の横山朋哉選手と中島千博選手の試合だったかなと思います。スーパー・フェザー級は本当に層が厚くて選手も多いんですけど、その中でこういうキャリアの多くない2人がここで対戦して、あれだけレベルの高い試合を見せてくれた。

 試合のクオリティとしてもKrushのトップ戦線として素晴らしい内容だったと思いますし、やっぱりお互いのスキル。ほとんどクリンチもなくノンストップで打ち合うというところではKrushの目指す戦いというのを2人がやってくれたかなと思います。
 
 そういった中で結果的には横山選手が競り勝って、やっぱりそこは少しプロでのキャリアの差というか、経験の差が出たんじゃないかと思うんですけども、ここから横山選手はスーパー・フェザー級のトップ戦線を目指していける勝利を手にしたと思います。
 
 敗れた中島選手も空手から顔面有りのルールに転向して多分まだ1年ぐらいだと思うんですけど、そのキャリアでこれだけの試合が出来るというのは、やっぱりポテンシャルの高さっていうのを感じましたし、プロとしても今回が3戦目でした。
 
 本当にここで横山選手に敗れたことで学んだことも多かったと思います。先輩の武居選手や江川選手もキャリアの初期に負けて、悔しい思いをしてそこからどんどん強くなったっていう経験もしてますので、それに倣って中島選手もここから浮上してくると思います」