2019.07.11

中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「K-1 WORLD GP」6.30(日)両国大会を総括します!

「ゲーオ・ウィラサクレック選手と安保瑠輝也選手のスーパー・ライト級タイトルマッチは瑠輝也選手が延長判定で勝利という形になりました。試合としては瑠輝也選手の勝利への執念・ベルトへの執念がゲーオ選手よりも勝っていたんじゃないかなと。試合は接戦でどちらかに大きく差がつく展開ではなかったのですが、その中で瑠輝也選手の勝ちたいという気持ちが最後にゲーオ選手をぎりぎりのところで上回っていたと思っています。

 延長戦の判定についてですが、ゲーオ選手に組みつきで減点があり、延長ラウンドは10-8で瑠輝也選手の勝利という形になりました。減点があっての2ポイント差だったので、もし減点がなかったとしても10-9で瑠輝也選手という形になると思いますし、ゲーオ選手のクリンチが多かったことも事実なので、やはりあの試合は瑠輝也選手がゲーオ選手に競り勝った試合だと思います。

 スーパー・ライト級に関してはゲーオ選手が初代・第3代という形でベルトを持っていて、ずっとゲーオ選手を中心に回ってきた階級だと思います。そこでスーパー・バンタム級のトーナメントと同様に若い瑠輝也選手がチャンピオンになったことで、またスーパー・ライト級も新しい展開が生まれていくんじゃないかなと思っています。

 その他のスーパーファイトで印象に残ったのは木村“フィリップ”ミノル選手、西京春馬選手の2人のKO勝ちですね。木村選手は5月のKRUSHで近藤魅成選手と防衛戦を行って連続参戦という形だったんですけども、初めて初来日の外国人選手と戦うというシチュエーションで木村選手らしさが非常に出たKO勝利だったと思います。

 去年のジョーダン・ピケオー戦あたりから木村選手は自分のK-1に対する想いというのを色んな場面で喋る機会があって、その言葉だけじゃなく試合で自分の考えるK-1というものを見せてくれているなと思います。いろんな意味で、これが木村選手の考えるK-1だというのを見せてくれた試合だったと想います」

<3>に続く