2019.06.13

中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「K-1 KRUSH FIGHT.101」5.18(土)後楽園大会を総括します!

「そしてダブルメインイベント第2試合の木村"フィリップ"ミノル選手と近藤魁成選手の試合、これはもうどちらも強いと思わせた試合だったかなと思います。魁成選手も臆することなく木村選手に立ち向かって行って、結果的に先にダウンも取って、おそらくプラン通りの試合だったと思います。でも僕は逆に魁成選手がダウンを取ってからがスタートというか、試されたような試合だったんじゃないかな、と。

 結果論にはなりますけど逆に木村選手があそこからまた巻き返して、今までの木村選手というのはけっこう先行逃げ切り型だったと思うんですよね。でも逆転勝ちしたことは木村選手にとっても凄く成長じゃないですけど、次につながる勝ち方だったと思います。本当にこのタイミングで、この二人がタイトルマッチをやったから凄く意味のある試合になったんじゃないかなと思います。

 先に試合の流れを魁成選手が作ったと思うんですけど、力技じゃないですけど、木村選手が強引に持っていきましたよね。でも魁成選手もやっぱりこのキャリアで6分も満たないぐらいですが、木村選手と真剣勝負で向き合ったことで感じたことは必ずあると思います。

 それを次の試合でどう活かすのか。だから本当に木村vs近藤魁成というタイトルマッチは勝敗はもちろん付くんですけど、またお互いの次を見たいと思わせるそういう試合だったかなと思います。

 今回は本戦8試合でいつもより少なかったんですけど、あれだけのものを見せてくれて、流石メインイベンターというか。近藤選手も挑戦者に相応しい試合をしたと思いますし、木村選手はもちろんチャンピオンらしい試合でした。個人的に魁成選手には良い意味で何くそって思って欲しいというのもありますね。

 悔しがって欲しいというか、本人ももちろんSNSでコメントされてましたけど、良い試合をしたとか面白かったとか感動したというところで満足していない。僕は魁成選手の気の強さみたいなところが好きなんで。あんまり表に出さない気の強さというか負けん気の強さみたいなところがあると思うんで、そこをまた次の試合で見せて欲しいなと思います」