2019.04.18

中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「Krush.99」3.30(土)後楽園大会を総括します!

「Krush.99」は事前にアナウンスして色々と企画も行いましたが「Krush」という名称で行う最後の大会でした。プレリミナリーファイトと本戦、併せて全12試合中9試合がKO決着という形になり、判定になった試合でもダウンシーンのあった試合もあり、非常にKrushらしい大会を皆さんにお届け出来たと思います。

 ファイターのKrushへの思いというのも事前にSNS等で目にしていましたし、KrushからK-1に羽ばたいて行った選手達、KrushとK-1のどちらでも活躍している選手達のコメントを見て、みんな凄くこのKrushというものに思い入れがあるんだなということを再確認しました。そしてそれを昨日リングに上がった選手たちが実際に自分達の考えるKrushというものを見せてくれて、結果的に最後のKrushとして非常にらしい、良い大会が見せられたと思います。

 4月から「K-1 KRUSH FIGHT」と名称が変わりますが、昨日の大会を見たファイターの皆さん達にはぜひ昨日のKrushに負けないような試合を、特に4月大会はすぐ先に迫ってきてますので、4月大会に出場する選手達には「Krush.99」の試合以上の熱いファイトを期待したいと思います。

 試合を総括していくと、プレリミナリーファイトの3試合の中で印象に残ったのはK-1甲子園優勝者で、今回がプロデビュー戦だった多久田和馬選手ですね。アマチュアで活躍した選手でもプロのリングでは中々持ち味を出せなかったり難しいところもありますけど、多久田選手は見事なKO勝ちで凄くインパクトを残したのかなと。バンタム級という階級を含めてチャンスが多いと思うので、まだ若い高校生のファイターですけど、凄く良い選手が出てきたと思いました。

 あとはプレリミナリーファイト第3試合の堀井翼選手は試合前のメンチ切りというか、僕も初めてあんなふうに一回背中を向けて睨みつける選手を初めて見て、凄くインパクトに残りました(笑)。試合も倒し倒されの試合で、事前のコメントも凄くキャラクターのある選手だなと思いましたし、試合そのものも凄くインパクトがあったので、個人的にはまた次の試合も「K-1 KRUSH FIGHT」で組んでいきたいなと思いました。

 本戦に関しては本当にKO決着の多い大会でKrushらしい試合だったかなと思います。第1試合の斗麗選手は本戦初出場でしたが、前回のプレリミナリーファイトと同様にインパクトのあるKO勝ちでしたし、第2試合の久保一馬vsSATORU成合はプレリミナリーファイトやKHAOSで実績を積んできた選手が本戦で戦って、お互いに気持ちを見せてKrushらしい倒し倒されの試合を見せてくれたと思います。

 第3試合の横山朋哉選手と斎藤祐斗選手の試合は前評判も高くて勢いに乗っている二人の試合で、競った試合になるのかなと思っていた中で横山選手がきっちり倒してKOで勝って、あそこで倒しきった横山選手は流石だなと思いました。

 第4試合ではスーパー・バンタム級で桝本“ゴリ”翔也選手と小倉尚也選手の試合を組んで、小倉選手が本当によくタフな桝本選手を倒しきったなと。小倉選手はコメントでも「Krushを見て格闘技を始めた」とずっと言っていて、そういった選手がKrush最後の大会に出て、ああいったKO勝ちをしたというのは、やっぱり凄く印象に残った試合でしたし、何かしらすぐに次のチャンスを考えたいと思います」

<2>に続く