2019.03.28

 中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「K'FESTA.2」3.10(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ大会を総括します!

「第2部の第1試合は金子晃大選手と玖村修平選手のスーパー・バンタム級の一戦で、この試合は今大会の中でも印象に残る・インパクトのある試合でした。軽量級らしいスピード感があり、ダウンの応酬というスリリングな試合でした。金子選手の闘争本能や攻撃力も感じましたし、バックブローでダウンを奪った玖村選手のここぞというところの一発や気持ちの強さも感じました。スーパー・バンタム級の魅力が詰まった一戦だったと思いますし、今後のスーパー・バンタム級の動向が楽しみになる試合でした。

 第2試合は1年越しに実現した小宮山工介選手と郷州征宜選手の対戦で、小宮山選手が持ち前のフットワークを使いつつ、タイミングのよい攻撃で郷州選手に勝利しました。小宮山選手は1年振りの試合だったのですが、ブランクを感じさせない動きだったと思います。逆に郷州選手は上手く小宮山選手に戦われたのかなという印象でした。

 第3試合・第4試合はスーパー・ライト級の試合が並び、左右田泰臣選手が松花征也選手に、安保瑠輝也選手が佐々木大蔵選手に判定勝利しました。どちらも判定決着という形でしたが、この2試合では左ストレートでダウンを奪った安保選手が印象に残ったかなと思います。

 第5試合のフェザー級タイトルマッチは王者・村越優汰選手が盤石の強さを見せたタイトルマッチだったかなと思います。挑戦者の卜部弘嵩選手も階級を下げてスピードと爆発力が戻ってきていたのですが、村越選手がサウスポーからの蹴り技を駆使して、弘嵩選手の良さをしっかりと消したな、と。村越選手は王座決定トーナメントをはじめ、なかなかK-1では強さを見せられなかったのですが、このタイトルマッチでK-1王者としての実力を証明したと思います。

 第6試合のウェルター級はK-1MAXを知る久保優太選手と城戸康裕選手のタイトルマッチで、個人的にはキャリアも実績もある2人がK-1のベルトを目指して必死に戦う姿がすごく目に焼き付きました。ダウンがあったり、激しく打ち合ったりのスリリングな試合展開ではなかったと思うのですが、2人の勝ちたいという気持ちが前面に出る試合だたっと思います」

<3>に続く