2019.03.01

 中村拓己K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は「Krush.98」2.16(土)後楽園大会・一夜明け会見の総括コメントを公開します!

「今大会はプレリミナリーファイト3試合のうち2試合がK-1のアマチュア大会出身の選手たちの試合ということで、K-1 JAPAN GROUPが取り組んでいるアマチュアからプロへという道が分かる試合を組めたんじゃないかと思います。個人的にはプレリミナリーファイト第2試合の橋本裕也選手と藤田和希選手の試合が、アマチュア出身でプロキャリアが浅い同士の試合だったんですけれど、非常にレベルの高い試合になったかなと思いました。

 本戦の第1試合は竹内悠希選手と眞暢選手の試合で、二人とも攻撃力のある、倒せる武器を持っている選手で、二人の持ち味が出た試合だったんじゃないかなと思います。二人とも連敗している中での試合でしたが、竹内選手がKO勝利を収めて、所属ジムが変わって再出発の一戦だったんですけど、凄く幸先の良いスタートを切った試合になったんじゃないかと思います。

 第2試合の亀本勇翔選手と出貝泰佑選手の試合は亀本選手が判定で勝ちましたが、亀本選手本人も試合前の会見で言っていたとおりKO決着を目指していたところで判定決着だったので、個人的にはしっかりKOで勝って、内容でも魅せてほしかった一戦だったかなと思います。敗れた出貝選手はずっと一階級したのバンタム級で試合をしていて、今回は久しぶりにスーパー・バンタム級に戻しての試合でしたが、個人的には動きはバンタム級時代よりも良かったのかなと思います。バッティングなどのアクシデントもあって、ちょっと不運なところもあったんですけど、これからまたスーパー・バンタム級でもオファーをしていきたいと思います。

 第3試合は林勇汰選手とプロボクシングから転向した佐々木洵樹選手の試合でしたが、ボクシングから転向したと紹介していた佐々木選手が、非常にKrushのルールに適応したところを見せた試合だったと思います。林選手との試合自体が噛み合った試合で、僕は凄くKrushらしい良い試合だったと思います。佐々木選手もこれからすぐにKrushの上を目指していける選手だと思いますし、

 逆に林選手もバッティングで終わってしまった大阪でのK-1の悔しさを抱えての試合だったと思いますけど、凄く持ち味の出た試合だったかなと思います。

 第4試合の佐野天馬とTETSU選手の試合は、TETSU選手にとっては憧れであり、キャリアも上の選手に挑む試合だったと思うんですけど、非常に佐野選手のことを研究して、上手く弱点を突いて戦ったと思います。プロでのキャリアはまだ決して多くないですけど、佐野選手を相手にああいった戦い方をできるというところでは、レベルの高い、頭の良い選手だなと感じました」