2018.10.04

 宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は宮田プロデューサーの「K-1 WORLD GP」9.24(月・休)さいたま大会の一夜明け会見の総括コメントを公開します!

 今年のK-1甲子園では3階級でチャンピオンが生まれたのですが、一番印象に残ったのは-55kg優勝の多久田和馬くんだったかなと思います。多久田くんは高校1年生で優勝して、まだ年齢は15歳でこれからどんどん身体も大きくなると思います。3選手とも見事な勝ちっぷりだったのですが、KO勝ちという部分で目を引いたかなと思います。山浦選手は昨年のK-1アマチュアMVPで、今年高校3年生で最後の甲子園でしっかりチャンピオンになったと思います。

 昨日の初代クルーザー級王座決定トーナメントを終えてみて、率直な感想はクルーザー級をやってよかったと思いました。これはと思う選手を国内外から集めたトーナメントだったのですが、優勝したのはイランのシナ・カリミアン選手でした。

 イランではプロの格闘技イベントが禁止されていて、カリミアン選手もアマチュアで輝いても実力を発揮できる場がないということで、ウィラサクレックジムさんを通じてエントリーがありました。今回はトーナメント3試合で良いキャリアを詰めたと思います。

 実は決勝戦の前にカリミアン選手は左目を負傷していて、ぶっつけ本番で試合をして危険だったらセコンドがタオルを投げようという中での出陣だったと聞いています。その状況でリングに立ち、決勝でブバッカ・エル・バクーリという強い選手と戦い、バックブローでダウンを奪って、しっかりポイントを守っての勝利でした。

 カリミアン選手はK-1初登場でしたが、イランでもファイター育成に関しては、WSRのイラン支部もできるようで、イランにK-1チャンピオンが誕生してどんどんファイターを送り込んでくるのかなと思います。地元イランでもカリミアン選手のことはニュースになっているようで、これから良いチャンピオンに育ってほしいと思います。

<2>に続く