2018.07.05

 宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は宮田プロデューサーの「K-1 WORLD GP」6.17(日)さいたま大会一夜明け会見での総括コメントをお届けします!

「スーパーファイトでは卜部功也くんと野杁正明くんの2人のチャンピオンが海外の強豪を見事なKOで退けました。やはりチャンピオンは違うなと感じさせました。木村"フィリップ"ミノルくんは3月の「K'FESTA.1」で自信を取り戻して、今回の完璧なKO勝利を収めました。対戦相手の山際和希くんは10日前にオファーをして、負傷欠場したメルシック・バダザリアンの代わりに出てもらったんですけど、ここで出てきてくれた男気と勇気、そして送り出してくれた谷山ジムさんにも感謝しています。山崎秀晃くんは今回が約1年2カ月ぶりの復帰戦で勝利して、逆に判定までいったのがよかったのではないかと思いました。色んな技も出ていましたし、フルラウンドやれたことも自信になったと思います。敗れた中澤純くんも最後まで食らいついていくガッツが人一倍あるので戦いぶりがよかったですね。

 そしてゴンナパー・ウィラサクレックと安保瑠輝也くんの試合は注目度が高かった中、ゴンナパーがここ一番の強さを見せて素晴らしい倒しっぷりだったと思います。瑠輝也くんにとっては新しい体制になってからの勝負で、試合後はしょげていたのですが、ここからが本当のスタートです。ライト級でやってくことがどうなのかも含めて新しいスタートを進んでほしいです。城戸康裕vsマサロ・グランダーは珍しい試合裁定になりましたが、ああいった展開になってしまうとレフェリーもあのような判断を下さざるを得ないのかなと思いました。マサロは良いファイターで攻撃力は見事なものを持っています。そのマサロに試合をさせなかった城戸くんを称えることで今後を考えたいと思います。

 加藤久輝くんはK-1初参戦で上原誠くんに勝ったのはお見事でした。中盤~後半はしんどい展開かなと思ったのですが、延長ラウンドまで戦って勝つのはさすがだなと思った。敗れた上原くんは90kgという新しい階級を作るという気持ちで戦ったと思うのですが、ここからどう巻き返していくのに期待したいと思います。今回の結果を受けて功也くんとゴンナパー、久保くんと城戸くんという構図が見て取れたと思いますし、4人ともそれぞれスイッチが入ったと思います。これから今後のK-1の試合をマッチメークしていくことになりますが、バランスをみながら試合を組んでいきたいと思います」