2018.05.03

 宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は宮田プロデューサーの「Krush.87」4.22(日)後楽園大会・一夜明け会見での総括コメントをお届けします!

「鈴木勇人選手と川崎真一朗選手の試合は勝った鈴木選手が何を言うのかなと思ったら『トップ選手とやっても負けない』という割とオーソドックスな内容だったんですけど(笑)、K-1ジム五反田の選手はみんな元気があるので、早く次の試合を組みたいと思います。

 藤村大輔選手と林完選手の試合は結果的に藤村選手がKOで復帰戦を飾りましたが、林選手の頑張りが光った試合だったと思います。林選手はMMA(総合格闘技)の選手で、立ち技の試合は今回が2度目だったのですが、それで本戦のあの試合順でガンガンいけるというのは、いいものがあるなと思いました。これからもMMAと二刀流になると思いますが、また試合のオファーをしたいと思います。

 フェザー級の2試合では伊藤健人選手と伊澤波人選手が勝利しました。伊藤選手は再起して2戦目、伊澤選手は再起戦という試合で勝利を収めました。前半戦の試合に比べると技術的に見るところのあった勝負だったと思いますが、KOが生まれなかったことが残念だったかなと思います。

 松岡力選手はKrush2戦目ですが、やっぱり強いなという印象を受けました。K-1ジム五反田の久保(賢司)会長や五反田のジムメイトから『松岡は強い』と聞いていて、今回は山際和希選手とやったらどうなんだろう?というマッチメークでした。普段は会見を見ても分かる通り、普段はああいう雰囲気なんですけど、試合ではしたたかな戦いをする選手でした。本人から『強いヤツとどんどん戦いたい』という言葉もあり、タイトルも口にしているので、まずは鼓膜が破れたり、ヒジの怪我もあるので、そこを確認しながら次の試合を考えたいです。

 レオナ・ペタス選手と西京佑馬選手の試合も緊張感のある一戦でした。レオナ選手は『いつタイトルに挑めるか?』が今後のモチベーションだと思うので、そのまま(タイトルに)いくのか、誰かとやるのかを含めて、今年のスーパー・フェザー級の注目選手として期待していただけたらと思います。

 また敗れはしましたが、西京佑馬選手もキャリア4戦目でセミファイナルの舞台でレオナ選手とやるのは試練でもあったんですけど、最後まであきらめずに戦ってくれた、と。こういう機会でレオナ選手と勝負したことは、今後のキャリアに活きてくると思うので、まずはダメージを抜いてもらって、今後の西京佑馬選手にも注目していただきたいと思います。

 最後の試合は3度目の防衛戦で佐々木大蔵選手がベルトを失ってしまいました。佐々木選手は色んなキャリアがある中で、苦労してチャンピオンになった選手です。ベルトを失ったことでがっかりはしていましたが、僕が思うに負けをバネにして強くなってきた選手だと思います。すぐ次どこでということは考えてないですが、これまでしっかりKrushでベルトを守ってきた選手で、年齢も若いファイターなので今後の佐々木選手にも期待しています。

 ゴンナパー選手は“ゴンちゃん”の相性で親しまれ、戦う都度にファンが増えている印象があり、会場にも赤いTシャツを着たいわゆるウィラサクレック軍団が目立つようになってきました。当日はお祭り騒ぎになって大変なところもあったのですが、ゴンナパー選手の躍進がみなさんの元気につながっているのかなと思いました。K-1・Krushでもムエタイの選手を応援してくれる人が増えたら良いなと思います。佐々木選手・ゴンナパー選手両軍の応援が盛り上げくれたと思うので、そういう意味ではファンのみなさんにも感謝したいと思います」