2018.04.14

K-1・Krush・KHAOSで繰り広げられる激闘の数々から気になる選手をピックアップし、K-1 JAPAN GROUPサイトでしか読むことが出来ない独占インタビューを公開。

今回はインタビュー特別編として、平本蓮が「Krush.87」4.22(日)後楽園大会 -63kg王者・佐々木大蔵vs挑戦者ゴンナパー・ウィラサクレックの見所を語る。佐々木・ゴンナパーと対戦経験がある平本はこの一戦をどう予想しているのか?

「僕は大蔵くんと2回(2016年6月、2017年11月)、ゴンナパーと1回(2017年2月)戦っているので、誰よりも僕がこの試合を楽しみにしているんじゃないか?と思うくらい、僕は大蔵くんとゴンナパーの試合を楽しみにしていますね。
 
 ゴンナパーはパンチも蹴りも強力な武器を持っているし、去年の初代K-1ライト級王座決定トーナメントの結果(※ゴンナパーは3位、佐々木は一回戦敗退)だけ見ると、ゴンナパーが有利と予想している人が多いと思います。でも僕は大蔵くんとゴンナパーとどちらとも戦っていて、そこまで差はないんじゃないかと思っています。

 僕は大蔵くんと2度試合をしているのですが、本当に大蔵くんは強い選手だと思いました。(どこに強さを感じる?)しっかり作戦を練ってきて、試合中も計算通りに戦ってくる。焦ってしまうような場面になっても冷静沈着に試合を進めますよね。また昔はブロッキング主体でじわじわ前に出るスタイルだったのが、谷山(俊樹)選手とやった防衛戦から自分でジャブを突いてリズムを取りながら戦うようになったんですよ。

 僕が11月に大蔵くんと戦った時、ずっと大蔵くんは声を出しながら戦っていて、常に自分のリズムを崩さず戦っていたんですよね。あれは本当にやりづらかったです。結果だけで言えば、僕は2016年に大蔵くんに負けて、去年の11月に大蔵くんに勝ったんですけど、僕の感覚では11月に戦った時の方が強さを感じました。

 ただゴンナパーの攻撃力は想像以上なので、どんなに作戦を立てて戦略通りに戦っていても一発で流れが変わるんですよね。だから大蔵くんが実際にゴンナパーと向かい合って蹴りを受けた時に少しでも気持ちが揺らいでしまうと、一気にゴンナパーに持っていかれるでしょうね。

 僕が思うゴンナパーの強さは攻撃力もそうなんですけど、タイ人なのにちゃんと対戦相手を研究して作戦を練ってくるところですね。あとはただ闇雲に試合するだけではなくて、ちゃんとK-1・Krushルールに合わせた練習をして、K-1・Krushルールで使える戦い方や技を選んで練習していることですね。あとはあの体つきを見ても分かる通り、しっかり練習していますよね。

 技術的な話をするとゴンナパーは左ストレート・左ミドル・左ローがすべて同じ軌道とモーションから飛んでくるんですよ。威力があるうえに見えづらいところがあるので、それで余計に対戦相手はゴンナパーの攻撃をもらってしまうのだと思います。

 僕がゴンナパーやゲーオと試合をした時に意識していたことは普通にやろう、と。相手がムエタイの強豪で蹴りが強いからと言って、必要以上に警戒はしないというか。殴られたら殴り返して蹴られたら蹴り返して…そういう気持ちで一か八かの展開に持ち込むのではなく“普通に”戦って勝とうと思いました。

 僕個人の考えですがタイ人相手に『肉を切らせて骨を断つ』や『当たれば倒せる』で挑んでも(攻撃は)当たらないですね。もういいや!と思って打ち合いにいくと、絶対にやられます。

 攻撃力ではゴンナパーが上で、大蔵くんは一発があるというよりも不意の一撃で効かせるタイプです。短期決着だったらゴンナパー、長期戦になれば大蔵くんという試合になる気がしますね。大蔵くんとしては実際にゴンナパーの攻撃を受けた時に動じないこと、逆にゴンナパーを戦略的に慌てさせられるかどうかだと思います。相性的にはややゴンナパー有利ですが、僕はどちらが勝ってもおかしくない試合だと思います」