2018.01.11

宮田充K-1プロデューサーが大会のテーマ・総括など、プロデューサーとしての目線で語るコーナー。今回は宮田プロデューサーが「Krush.83」12.9(土)後楽園大会を振り返ります!

――今大会ではダブルメインイベントとして女子2階級のタイトルマッチが行われました。女子-50kgでは挑戦者KANAが王者メロニー・ヘウヘスにリベンジを果たして、王座に返り咲きしました。

「KANA選手が1月から12月まで試合を重ねてのメロニー選手との再戦だったのですが、やっぱり接戦になりましたよね。最終ラウンドにKANA選手が差をつける形の勝利で、ガッツの勝利だったと思います。最終ラウンドのハイキックはいいタイミングで入っていましたし、逆にメロニー選手もあそこで踏ん張って最後まで戦い続けて、タイトルマッチに相応しい勝負だったと思います。KANA選手は前回以上に強さを増しての王座奪還でしたし、Krushの王者に返り咲いてK-1に向かうという流れを力づくで引き寄せたかなと思います」

――KANA選手からもマイクアピールがあった、KANA選手のK-1参戦についてはいかがでしょうか?

「決して今までK-1で女子の試合を組まなかったわけではなく、このタイミングでKANA選手がチャンピオンに返り咲いて3月にK'FESTA.1が控えている、と。KANA選手が3月にK-1に出るというストーリーはお客さんも乗れるものだと思います。ただし仮に3月にKANA選手がK-1に参戦したとしても、あれだけのカードが揃っている中で『結局女子ってこんなもんか?』と思われるような試合をしてしまったら意味がないと思うんですよね。ここはK-1ファイターとしてリングに立つ以上、いいものを見せなければいけないと思うし、KANA選手にはK-1で女子というカテゴリーを確立させられるかどうかの勝負が待っていると思います。いずれにしてもKANA選手のアピールは前向きに考えたいと思います」

――女子-45kgでは松下えみ選手がCOMACHI選手に判定勝利してタイトルを獲得しました。

「松下選手が2勝1敗で勝ち越している中での対戦だったんですけど、最後は松下選手がキャリアで勝ったかなと思います。松下選手は今回の王座決定トーナメントからKrushに本格参戦してもらいましたが、準決勝・決勝の2試合でもプロらしくなっていったかなと思います。次からは防衛戦が組まれることになりますが、そこでどんな試合をするのか楽しみです。-45kgで言えば色々なところから試合をしたいとプロフィールが届いているので、外国人選手も含めてどんな選手が出てくるのか楽しみにしていてください」

――女子2階級の今度の展望はどう考えていますか?

「どれだけ層を厚くしていけるかだと思います。Krushの女子はKANA・松下えみの2枚看板でどんどん防衛戦をやってもらいたいのですが、まだ選手層が薄いと思っています。プロモーターの仕事は選手層を厚くして、どれだけ面白い挑戦者を作れるかだと思うので、今まで以上に女子選手の発掘と育成に力を入れていきたいですね」

――名乗りを上げてくる選手は誰でもチャンスがある、と。

「そうですね。-45kgのベルトを争った松下選手とCOMACHI選手はベルトを作ったことでKrushに参戦する機会があった選手だと思いますし、KANA選手はK-1アマチュア出身でチャンピオンになったファイターです。Krushに名乗りを上げてくれる選手、K-1アマチュアから出てくる選手、全員にチャンスがあると思います」

<2>に続く