2017.06.30

 K-1×Krushモバイルで毎週金曜日に更新する「関根勤の部屋」。K-1公式サポーターを務める関根勤さんがK-1・Krushの魅力をたっぷりと語り尽くすこのコーナー。

 今回は6月18日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~」を総括します!

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――トーナメントを優勝したアラゾフについてはいかがでしょう?

「強いとは聞いていましたけど、あんな強い選手います(苦笑)?」

――ちょっと僕も予想外の強さでしたね。

「例えばマラット・グレゴリアンみたいな体つきでゴリゴリのブルファイターだったら、見た瞬間に『強い!』と思うじゃないですか。アラゾフは一見、柔らかく戦ってテクニシャンタイプかなと思うんですよ。でも一発攻撃が当たると破壊力が尋常じゃない。

 ああやってグニャグニャ動く選手は相手の攻撃をかわしたり、攻撃を当てるのは上手いんだけど、一発の攻撃力がない選手が多かったんです。逆に一発がある選手はガッチリしていて動きもガツガツしているタイプが多かった。でもアラゾフはグニャグニャしているのにパワーもある。なんなんですか、あれは(笑)?」

――ちょっと今までに見たことがないタイプですね。

「魔裟斗さんも言っていたけどニュータイプの選手ですよ。アーネスト・ホーストに柔軟性がついた版やジョルジオ・ぺトロシアンの強化版みたいな選手ですよね」

――確かにそういうイメージですね。

「アラゾフは特に蹴りが柔らかいというか…セパタクローの選手みたいなんですよ(笑)。身体は全く動かないのに足だけヒュンヒュン!って自由自在に動く、みたいな。

 準決勝のジョーダン・ピケオー戦で左のハイキックを蹴るみたいな動きでピケオーのグローブを触った場面があったんです。僕も長年ずっと格闘技を見てきたけど、手で触る選手はいるけど足で触る選手は初めて見ましたよ」

――ものすごいチャンピオンが出てきたことは間違いないですね。

「ただ今回のトーナメントは日本人が本当によく頑張った!城戸をはじめ僕は全員大健闘だったと思いますよ。例えばピケオーが準決勝でアラゾフにやられたのは日菜太が一回戦でローキックで削ったからだし、ポイント的にも3Rにヒザ蹴りでダウンを奪われなかったらドローでしたからね。

 廣野祐vsサニー・ダルベックは廣野が上手く作戦を立ててボディと足を効かせて、飛びヒザ蹴りで眉間をカットしなかったらどうだったんだろう?っていう試合だったじゃないですか。中島弘貴だってノーダメージのアラゾフが相手だったからKOされちゃったけど、アラゾフの蹴りで身体が真っ赤になっても倒されるまで前に出続けましたからね。

 初代王座決定トーナメントの時は『日本人と外国人は差がある』と思ったけど、今回は『日本人と外国人の差が縮まった』と思ったから。みんな外国人天国と言われてコノヤローと思って練習してレベルアップしたんですよね、きっと。だから僕はこれからもスーパー・ウェルター級の日本人選手の活躍に期待しています」

<3>に続く

 

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