石井慧の陽動作戦に「ビビった」と吉田が叫んだ

NEWS » Dynamite!!
Monday, 2009.12.28

 石井慧との柔道金メダリスト対決として注目を浴びている吉田秀彦が、J-ROCK workout studioで公開練習を行った。12・31『FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜』(さいたまスーパーアリーナ)まで、あと3日。吉田は、どんな試合を見せてくれるのだろうか。
関連動画

吉田が公開練習で練習を非公開

 石井慧と金メダル対決とするとあって、公開練習場には、たくさんの報道陣が訪れた。入ってくるなり、驚いた表情を見せた吉田秀彦。グローブをはめると、2分30秒のミット打ちがスタートした。試合前だからか、それとも練習を見せたくないのか、吉田は軽くパンチを繰り出す。途中で、「まだ、あんの?」と関係者に時間を確認するところを見ると、どうやら公開練習なのに、練習を公開しないつもりなのだろう。そして、すぐに記者との質疑応答が始まった。

俺をビビらせてくれ!!

――調子はいかがですか?
吉田 よくないねぇ(笑)。
――どこが調子悪いのでしょうか。
吉田 ま、マジメに質問してんじゃないよ(笑)。普通にやっていますよ。調子は、試合にならないと分からないですね。
――モチベーションは上がってきましたか。
吉田 普段と変わらないですね。
――トレーニングは何を?
吉田 打撃とか、全体的にバランスをとるような感じですね。できることをやってきたつもりです。
――石井選手との試合を想定して練習をしたのでしょうか。
吉田 できないよね。何も(データが)ないから。どうやってくるのか分からない。まあ、(出方を)見ながらやるような感じでしょう。
――石井選手が公開練習をやらなかった理由は、「吉田さんをビビらせるため」と話していたようです。
吉田 ビビらせてくれー!! なんだ、公開練習をやらなきゃよかった。やらなきゃ、ビビってくれるんでしょう。

明日から、グアム旅行です!

――ヒザのケガは。
吉田 ケガじゃない、打撲ですね。打撃の練習にも影響はなかったです。
――キックのトレーニングは。
吉田 何をやったっけな(笑)。痛みを気にせずにやりましたよ。
――気持ちの昂りは。
吉田 いや、べつに。普通通り。緊張もないし、普通ですよ。他の試合でも、あまり緊張しないからね。
――注目度の高さは。
吉田 それは、いまいち、自分では分からない。でも、これだけマスコミが集まってくれているということは、注目されているんだなと思いますよ。実感はないですけど。
――特別な試合ですか。
吉田 ここまで来るまでに、いろいろとあったからね。でも僕のやることは、リングで試合をすることだけなので。全力で勝つだけですよ。特別な大会とかはないです。
――チャリティゴルフで優勝して、グアム旅行をもらってみたいですね。
吉田 そう。明日から、グアムですよ(笑)。
――勝ったらグアム旅行!
吉田 負けてもグアム(笑)!!
――応援団は来るのでしょうか?
吉田 でもチケットがないんでしょう。みんな有明に行っていると思うよ(苦笑)。僕の中では数百とか、用意していたんですけどね。
――合同開催の余波ですか。
吉田 まあ、でもテレビでもやるんで、応援してくれるでしょう。
SRC広報 当日は、道場生の皆さんが横断幕を用意しているようです。(大会当日、さいたまスーパーアリーナのケヤキ広場にて、吉田道場生たちが一般の皆さんからのメッセージ寄せ書きを募集する予定!)
吉田 ウソ!? 嬉しいですね。道場の子供たちのためにも、頑張らないといけないですね。

内藤大助と一緒に食事した

――石井選手は、「小川選手の仇討ち」と話しているそうです。
吉田 あまり…、ピンとこないですけどね。
――石井選手は、道衣を着て入場しなそうですが、どう思われますか?
吉田 人それぞれ、考え方があるんでね。彼は彼の考え方があるし。僕は彼の人生を背負うわけじゃないんで。自由にやっても勝手じゃないの。
――試合の順番は。
吉田 さっきも訊いたけど、何も決まっていないみたいですね。一番、最初がいいな。試合時間が決まっているからね。早く終わるし。試合終わったら、帰るよ。魔裟斗の試合? 家で観るよ(笑)。
――紅白を観るとか?
吉田 また、そうやってアオるんだから。まあ、小見川もいるんでね。
――視聴率のことは。
吉田 何も考えてないよ。視聴率の前に、試合に勝たないといけない。
――亀田VS内藤の試合を意識していますか?
吉田 年齢差(17歳差)は、似ているよね。内藤選手とは、この前、一緒にメシを食ったよ。
――何を話したのでしょうか。
吉田 たいしたことは話してないね。鼻は大丈夫って言ったら、元に戻しましたとか。試合のことは話していない。彼は、ああいう性格だから、話が噛み合わなかったかな(笑)。
――刺激は受けましたか?
吉田 試合のあと、次、僕がやらないといけないと思いましたね。(石井が)若い子なんで、ダブらせることもありました。

石井は力はあったけど…

――内藤選手との食事は、何を食べたのでしょうか?
吉田 えっ!? イタメシ。男4人で、似合わねぇな(笑)。
――何年前から親交があったのでしょうか?
吉田 そんなに何年も前じゃないですよ。2回くらい、会ったことがあって。この前、初めて食事しました。
――どちらから誘ったのでしょう?
吉田 そんなこと、どうでもいいじゃん(笑)!!
――石井選手は、自由奔放のイメージがありますが。
吉田 いいキャラしてんな。僕にはできないですからね。自分のキャラ売ってね。いいんじゃないの。
――ビビらせようとしています。
吉田 ビビった!! これで、よろしいでしょうか(笑)?
――柔道家としての石井選手は、どう評価しているのでしょうか?
吉田 はっきり言って、かぶったことないんだよね。金メダルを獲ったので、精神的にタフ。凄い選手だと思うけど、一緒に練習をしたことも面識もなかったので。ただ、よく練習をするとは聞いていました。
――一度、吉田道場で練習をしたこともあったみたいですね。
吉田 一回くらい練習したけど、そのときは全然…。力が強かったけど、それ以上は。
――著書には、“吉田選手にUFC入りを勧められた”と書かれていました。
吉田 そうなの? じゃあ、そうなんじゃないですか(笑)。でも、僕が若かったら、UFCに挑戦したいと思いますよ。
――17歳差については。
吉田 あまり気持ちに変わりないです。ロボットとやるわけではないんで。気にはしていないです。若いっていいな、羨ましいとは思いますけど。

実戦を積んできた僕が有利!

――どんな試合になりそうですか。
吉田 全然、分かりません。ただ、盛り上がる試合ができたらなとは思います。お客さん、視聴者の皆さんが盛り上がってくれればと思います。
――アラフォー世代の意地は。
吉田 それもありますけど、まずは自分のためでしょう。自分が頑張ることで、他の人に元気が出てくればいいですよね。そのためにも、まず自分が頑張らないと。自分自身が納得する試合をしたいです。
――長いキャリアの中で、この試合はどんな意味がありますか?
吉田 べつに、一つの過程でしょう。それほど僕には、特別な大会ではないし。毎年、大晦日に試合をしていますからね。まあ、石井のデビュー戦で注目が高いんでね…。
――若さが羨ましいとは、どんなことなのでしょうか。
吉田 元気があるしね。格闘人生が長くできるので、夢があるでしょう。
――石井選手が、プロに転向したことについては。
吉田 本人の人生なので、僕が決めることではないし。そのとき流れもあるしね。好きに生きればいいんじゃないの。
――石井選手が、1年間、トレーニングをしてきたことについては、いかがですか?
吉田 練習と試合は違う。どんな練習を積んできたのか、分からないけど。でも実戦では、僕の方が積んできて、有利かなと思っています。■