王者レミーが、アリスターに怒りのコメント!!

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Friday, 2009.11.20

 レミー・ボンヤスキーの連覇が見えた!? 今、最も脂が乗っているファイターといえば、王者レミーだ。安定度ナンバー1の王者は、『FieLDS K-1 WORLD GP 2009 -FINAL-』(12月5日、横浜アリーナ)の準々決勝でエロール・ジマーマンと対決する。はたして、レミーの連覇はあるのだろうか…。

あれはルール違反じゃないかな

――WGP世界FINAL16の前にお子さんが生まれたそうですね。おめでとうございます。
レミー ありがとう!
――メルヴィン・マヌーフ戦の勝利と、同じようなタイミングでお子さんが生まれたことに運命は感じますか。
レミー う〜ん、直接的な関連性は感じないかな。03年にも前の奥さんが妊娠して、一人目の子供が12月29日に生まれた。でも、それが試合に影響を与えてはいない。試合に関して最初の2ラウンドは、メルヴィンのゲームプランを先読みすることができなかった。自分のゲームに持って行くことができなくて、てこずってしまったよ。
――クリンチから何度も転ばされましたが、イライラはしませんでしたか?
レミー イライラというよりも、自分のリズムを狂わされた。何度も転ばされたけど、あれってギリギリのルール違反なんじゃないか。そんな気もするよ。でも、私のゲームプランを崩して、メルヴィンはいい試合をしたと思う。まあ、3ラウンド目の結果を踏まえて、試合は私が勝ったけどね。
――ボンヤスキー選手は抽選会で4番目のボールを引きましたが、なぜジマーマン選手の隣りを選んだのですか。選択肢は豊富にあったと思います。
レミー 彼とはまだ闘ったことがないし、彼のラブコールもあったしね(ジマーマンはレミーに対して手招きをしていた)。すごくいいファイターだと思っている。それに自分が誰かに選ばれるよりも、自分から選びたかったんだ。
――ですが、ボールを引くときはジマーマン選手と談笑していましたよね。
レミー 前の日にチームで対戦相手をどうするか考えていたんだよ。抽選会があるのは分かっているからね。エロールと話していたときは「何番のボールを引いたんだ?」「教えないよ」みたいなやり取りをしていたんだ。一夜明けて抽選会をやってくれた方が寝れるし、じっくりと考えられる。今のシステムがベターだと思うね。
――正直、誰と闘っても過酷なトーナメントです。昨年度の王者として、どのように思いますか。
レミー タフな試合になると思う。誰もが同じ意見を持っているだろうね。それぞれが必死に準備して頂点を目指している。ビギナーなんかいない。プロのファイターばかりだ。テイシェイラもアリスターもそうだ。誰もが王者になりたいという意欲を持っている。タフなトーナメントになることは、間違いないね。

バダとはワンマッチで再戦したい

――ジマーマン選手との試合は、昨年度の王者VS新世代という見方をされています。
レミー 決勝大会に勝ち残っている以上、若くてもビギナーではない。ある程度の経験を積んでいる選手だ。それに勝ちたいという意欲は強い。初めてエロールを見たときに若いと思ったけど、経験値は十分だとも思ったんだ。試合にならないと、どうなるのか自分でも予想ができないよ。
――自由に相手を選べたなら、去年の結果を踏まえてバダ・ハリ選手を選んでいましたか。
レミー ワンマッチであれば、バダとのリマッチを選択しただろう。だが、今回はトーナメントだ。いかにして効率よく、誰かへのリマッチとかではなく、どうやって頂点に立つかが問題なんだ。バダがルスランを選択したのも、以前に闘ってどんな選手か分かっているからだろう。もちろん簡単な試合ではないけど、闘いやすいという部分はあるだろうね。それぞれのファイターには闘いやすい選手と、闘いにくい選手がいる。トーナメントだから、どれだけ自分が有利になるように、闘いやすい選手を選択できるかどうかが鍵になるんだ。
――バダ選手は、あなたが逆のブロックに逃げたと話していました。
レミー 当然、最初から難しい試合を選ぶ必要はない。もし私が彼としっかりとした決着をつけようと思ったら、トーナメントではなくワンマッチをK-1にお願いしているだろう。トーナメントは準々決勝を勝っても、さらに2試合が待っている。最初に難易度の低い試合を選択するのは当然のことだろう。

アリスターの挑戦はアルバイト

――ではジマーマン選手は、難易度が低いと。
レミー ジマーマンがどうのってわけじゃない。強い選手だけど、試合の経験という部分で若いということだ。彼の隙を突けるとも思っている。それに、あの状況では自分の選択肢として、ジマーマンの隣りしかなかった。バダとルスランは決まっていたからね。
――昨年は様々な問題が起こりましたが、今年こそは本当の実力を見せたいと思いますか。
レミー クリーンな形で王者になりたいと思う。12月5日に実現するかどうかは分からないけどね。決勝戦でバダとの再戦が実現すれば、今度こそしっかりと勝利を掴みたい。
――アーツ選手が、アリスター選手に負けてしまったことに関しては?
レミー すごく残念だった。アリスターにとって、“Mr.K-1”を倒したということは大きな勲章だろうけどね。ピーターとは一緒に練習をしたこともあるし、人間的にも尊敬している。選手としても素晴らしいし、彼が負けるのを見るのは心が痛い。彼はK-1に貢献しているし、それは私にとってもいいことだ。何が残念かというと、K-1を見始めたばっかりの人たちがあの試合を観て、ピーターはあの程度なのかと思われるのが辛い。彼の頑張ってきた17年を否定されるみたいでね…。
――なるほど…。ファンにとっても、ショックな出来事でした。アリスター選手は今年、優勝して来年は総合に専念すると話しています。K-1にとっては一大事です。
レミー 単純に、選手として彼に勝つことが大事だ。だけど、それだけじゃない。MMAという他分野からK-1に入ってきて、K-1の仲間をどんどんと倒されるのは気分のいいものじゃない。彼は、王者になってはいけないんだ。彼は本業ではなくアルバイトみたいなものだからね。だけど、我々はK-1が本業だ。だからこそ彼をストップしないといけない。■