佐藤の“魔裟斗は失礼”発言が福岡で波紋…
あらためて佐藤が魔裟斗批判
今年の大晦日の『Dynamite!!』を最後に、引退することを公言したばかりの魔裟斗。最後の相手は、今年のMAX世界王者を指名したことで、ちょっとした波紋が広がっている。まず噛みついたのは、佐藤嘉洋だ。佐藤は先日、名古屋で行われた囲み取材で、「今年のMAX世界王者が、魔裟斗選手と闘うのは、彼への挑戦権をかけるみたいでおかしい。世界一を目指す選手たちに失礼だ」と鋭く指摘した。
今回も、「まあ、記事を大きくしてもらって良かったと思いますけど(笑)、僕は間違ったことは言ってないです。魔裟斗選手への挑戦権をかけた大会なんて、ナメんじゃねえよ、と。魔裟斗選手に勝つよりも、今回のこれだけのメンバーのなかで優勝する方が、よっぽど凄いことじゃないですか。世間(の期待)と競技者のギャップはありますけど、そうした価値観を変えていかなきゃダメですよ」と佐藤は、あらためて力説した。
その佐藤と世界FINAL16で闘うドラゴは、「彼はとても賢い選択をしたね。チャンピオンのまま引退するなんて、とてもカッコ良いし、彼らしいなと思ったよ。それで年末に今年の世界王者に勝てば、事実上のチャンピオンか。でも、今年のチャンピオンは、目的意識を持って闘うので、強いと思うよ」と魔裟斗に対してチクリ。魔裟斗の選択について、微妙な立場をとった。
ブアカーオ冷静…クラウスは期待
魔裟斗と二度の激闘を繰り広げたブアカーオ・ポー.プラムックは、「今回のマサトの引退に関しては、いろいろな意見があると思います。引退は本人が判断したことなので、それについて、意見を述べるつもりはありません。ただ、精神的に疲れたのか、それとも体調が十分ではないのかもしれません」と冷静に受け止めていた。
MAX草創期から魔裟斗とライバル関係にあったアルバート・クラウスは、「自分は、二人でMAXを支えてきたと思っている。二人で始めたのならば、最後の相手は自分で終わるべきだろう。そのためにも、今年のタイトルは絶対に獲りたいと思っているよ」と熱い思いを打ち明けた。
クラウスは初めて開かれた2002年の世界大会で魔裟斗を破り、その勢いに乗り、初代世界王者になっている。魔裟斗は翌年の2003年、そのクラウスをKOで沈め、初のMAXを手にした。二人の間には、他人には分からない拘りがあるのかもしれない。
キシェンコとサワーも魔裟斗批判
強烈だったのは、アルトゥール・キシェンコとアンディ・サワーだ。まずキシェンコは、「頭のいい決断だと思う。あと1年はやれたでしょうからね」と前置きした上で、「でも、あと1年ということは、絶対に今年はチャンピオンになれなかったと思うよ」と、厳しいコメント。「あまり大口を叩くのは好きではないけど」と言いつつ、大晦日の最後の相手を今年の世界王者が闘うプランについては、「休んでいたマサトが、今年のチャンピオンと闘うのは大変なこと。なぜそんな無謀な選択をしようとしているか、彼に訊いてみたいね」と首を傾げた。
最後にサワーは、「引退するのは正しい判断だと思う。7年間、追われる立場でいることは難しいことなのだろうから。でも最後の相手は、自分だったら、一度も勝っていないボクを選ぶけどね。ボクがチャンピオンになったら? 2回も勝っているのは事実なので、ボクと試合をして勝てるかもしれないチャンスをあげてもいいかな」と完全に上から目線。
佐藤の“魔裟斗への挑戦権争いじゃない”発言に対しては、「たしかにその通りだと思う。チャンピンになることが何よりも重要。彼がさらに上のチャンピオンに見られているのかもしれないけど、今年、チャンピオンになる方が難しいよ」とサワーも同じ意見だ。
佐藤は、「例え僕が途中で負けてしまったとしても、今年、チャンピオンになる人には、胸を張って2009年の世界王者と言ってほしいです」と懇願した。この発言は、魔裟斗がいなくなったあとのMAXを、自分が支える自覚があることの証。引退へのカウントダウンが始まった魔裟斗は、これらの意見に対して、何を思うのだろうか。
明日の前日記者会見での魔裟斗の発言に、注目が集まる!!■
























