| R |
ペトロシアン |
サワー |
| 1R |
10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 10 |
9 |
| 2R |
10 |
8 |
| 10 |
8 |
| 10 |
8 |
| 3R |
10 |
9 |
| 10 |
9 |
| 10 |
9 |
| 合計 |
30 |
27 |
| 30 |
27 |
| 30 |
26 |
新王者の誕生か。前人未到の3回目の王者の誕生か。世界大会のファイナルは、山本優弥をKOしたジョルジオ・ペトロシアンとブアカーオを下したアンディ・サワーの対戦となった。二人は、過去に一度、ヨーロッパで闘っており、このときはペトロシアンが僅差で勝ったという。ダメージのないペトロシアンと、4ラウンドも闘ってきたサワーとの差が、どこまで出るのか世界が注目する一戦となった。
1R、左ローキックで様子を見るサワー。ペトロシアンは前蹴り、左ハイキックで牽制する。ジャブをついてローキック。まったく隙がない。左ハイキック、左ストレートと先手を取るペトロシアン。サワーはローキックを返すのが精一杯か。ペトロシアンは、左ヒザ蹴り、左ミドルとまるで詰め将棋のようにサワーを追い込んでいく。サワーはフックを放っていくが、ペトロシアンはカウンターのパンチをヒットさせる。あのサワーが、まったくペースをつかめないまま、ラウンドが終了した。
2R、左ローキックをヒットさせるペトロシアン。サワーは右フックを放つ。ワンツー、右フックで攻撃するペトロシアン。手数でも、完全にサワーを上回っている。サワーは右フックを打ちながら、何とか打開しようとするが、ペトロシアンにかわされる。左ミドルキックがボディをえぐり、左ストレートが顔面に突き刺さる。そして、左ストレートがアゴに直撃。左ヒザ蹴りも入り、サワーがダウン。なんという強さか。立ち上がったサワーに、ペトロシアンは慌てずにヒザ蹴り。この冷静さが憎たらしいほどだ。
3R、左ミドルキックを淡々と蹴るペトロシアン。サワーは右ローキック。もはや手はないか。ペトロシアンの左ヒザ蹴りがボディへ突き刺さる。サワーは右目下からの出血がひどく、何度もチェックが入る。だが、試合は続行。サワーは、右フックを強引に打っていくが、ペトロシアンには当たらない。サワーはハイキックからバックキックへつなげる大技をみせるが、この奇策も通じない。結局、最後まで一矢も報いることができなかったサワー。判定でペトロシアンが勝利を収め、ここに新しい王者が誕生した。試合後、リングへ上がった魔裟斗は、「大晦日、空いているかな?」と新王者に対戦アピール。これをペトロシアンが受けて、魔裟斗は「じゃあ、日本で待っているよ」と握手。魔裟斗の最後の相手は、ペトロシアンで決まりか。嬉しさを全身で表現していたペトロシアンは、「今回、会場の熱い声援を受けて、日本のサムライになりました。声援、ありがとうございました。12月にお会いすることを楽しみにしています」と挨拶した。
――ダメージはありますか?
ペトロシアン ちょっと手が痛いけど、それだけだね。
――今回の優勝はどれくらい嬉しいですか。
ペトロシアン やっとNo.1になれましたからね。すごく嬉しいですよ。
――魔裟斗選手の引退試合の相手に選ばれました。
ペトロシアン 彼は強いけど、すでにNo.1ではありません。No.1は私ですから。
――それを大晦日に証明したいと思いますか。
ペトロシアン 言葉で言うのは好きではないので、すべては行動で示したいと思います。年末のリングで誰がNo.1かを見せたいと思います。
――リング上で魔裟斗選手に「大晦日は空いているか」と訊かれて、どのように答えたのですか?
ペトロシアン 空いていますと。大晦日に会いましょうと答えました。
――魔裟斗選手の印象は?
ペトロシアン 随分と前から見ていますよ。彼のスタイルは好きだけど、彼の時代はもう終わったと思います。最後に、みなさんに感謝したいと思います。私のマエストロにも感謝しています。マネージャーにも重ねて感謝します。
Giorgio Petrosyan - Post-Fight interview - 26.Oct.2009
――ケガの具合を教えてください。
サワー とくに骨折とかはないけど、目の下のカットは7針、縫っている。トーナメントなので、こういったケガは仕方がない。特別なダメージではないよ。
――準優勝という結果に関しては?
サワー 準優勝という結果だけど、優勝しないと意味がない。3位だろうとなにも変わらないね。
――魔裟斗選手がペトロシアン選手を引退しあいの相手に指名しました。
サワー もちろん闘うことができるのであれば、マサトの相手になりたいけど…彼がペトロシアンを指名した以上、もうボクには関係ないのかな。
――準決勝は延長戦となりましたが、それが決勝戦に影響しましたか?
サワー たしかに延長戦があったし、相手は準決勝を早い段階で終わらせた。でも、それで負けたわけじゃない。彼がボクよりも強かった、それだけのことだよ。
Andy Souwer - Post-Fight interview - 26.Oct.2009