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第5試合
スーパーファイト/K-1ルール/3分3R延長1R/62kg契約

渡辺一久
×渡辺一久
日本/フリー
VS
チョン・ジェヒ○
韓国/Busan Taesan

3R判定1-2
チョン・ジェヒ
試合レポート
R 渡辺 ジェヒ
1R 10 9
10 10
10 10
2R 9 10
9 10
10 10
3R 10 9
9 10
9 10
合計 29 28
28 30
29 30
 たった一発のパンチで世界中に名を轟かせるシンデレラストーリー。そんな物語を現実にしてしまったのが韓国のチョン・ジェヒだ。MAX世界FINAL8で山本“KID”徳郁をまさかのKOで下し、奇跡の拳で、あっという間にスターダムへと上り詰めたジェヒ。その後、韓国国内での人気は急上昇。日本でもKIDを倒すまでは無名だった男が、一躍、脚光を浴びることになった。一方の渡辺一久も、狂気の拳でここまでの地位を築き上げてきた。ボクシング時代には“反則王子”と呼ばれた渡辺は、暴走ファイトと過激な発言でMAX参戦当初から存在感を発揮。上松大輔戦、山本篤戦を経て、ついに60kg級の中心人物としてのポジションを手に入れた。どちらも己の拳一つで成り上がった者同士。今回の試合は成り上がり同士のサバイバルマッチになるだろう。KIDをKOしているパンチャーのジェヒと、一方の渡辺はボクシングの元日本チャンピオン。この試合、KO決着は必至だ!!

 1R、左ローキックを飛ばすジェヒ。渡辺は、蹴って来いとばかりに足を前へ出したり戻したり。渡辺は、右ローキックを返し、右フック。ジェヒがガードを固めると、右フックを飛ばす渡辺。さらに、右フックで倒しにかかった。ジェヒがローキック。渡辺は左ボディをヒットさせる。ジェヒは左ミドルキック。これをもらった渡辺は、両手を交互に振りながら、奇怪なポーズを見せる。ジェヒは、左ミドルキック。これを受けながら渡辺は、右フックを打っていく。ジェヒは、正確無比なローキックとミドルキックでダメージを与えていった。

 2R、回りながらパンチを打ち込む様子を見る渡辺。ジェヒは、いきなり左ハイキック。これが軽く当たったのか、渡辺がニヤリと笑う。すると渡辺が、左ハイキック。ジェヒはミドルキック。これがヒットするが、渡辺はどんどん蹴って来いとばかりに、胸を張り出す。ジェヒは、構わずに左ローキック。渡辺は、転がりながらも、パンチを放っていく。さらにジャンプしてパンチで攻撃する渡辺。ジェヒは、かわして左ローキック。渡辺のダメージは、大丈夫なのか。

 3R、左ローキックをヒットさせるジェヒ。渡辺は、左ストレートで攻めるが、ジェヒは崩れない。左ローキックを何度も決めるジェヒ。渡辺は、何度も腰を落としそうになるが、何とか耐える。ジェヒの蹴りが渡辺の肉体を切り裂く。だが渡辺も、渾身のパンチを振り回す。最後まで渡辺は攻め、ジェヒもこれに応えた。判定は…、ジェヒ。ダメージのポイントをとったのか、ジェヒが渡辺を下した。
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選手のコメント
渡辺一久のコメント
渡辺一久 ――試合の感想をお願いします。
渡辺 悔しいですね。残念です。ごめんなさい。
――判定には納得していますか?
渡辺 納得してます。審判が決めたことなんで。
――流れを呼び込めなかったように見えます。
渡辺 客の流れは引き込んだけど、試合は引き込めなかった(苦笑)。相手は蹴りが強いってイメージがあったんです。もらって効いたらどうしようかって思ったけど、逆に効かなくてどうしようって迷っちゃって…。攻め方が…余裕ができちゃったんですよね。負けた奴の言葉じゃないけど…もっと行かなきゃダメだって思えれば良かったけど、判定の段階で勝ってるって思っちゃったんです。最悪ですよね。すいません。
――K-1を富士山に例えると、今はどの辺りですか?
渡辺 5合目までは車で行けるんですよね。そんな感じです。でも、上までヘリとかで連れてってもらえるなら行きます。努力はしますけどね、悔しいから。
――内容にスッキリしなかったのでは?
渡辺 自分の気持ちよりも、自分の言ったことができなかったことの悔しさ。そういう自分にイライラしてます。
――K-1の練習はいかがですか?
渡辺 3戦しかしてないけど、キックは無視していいなと。60kg級くらいのキックなら効かないですもん。ボクシングで10ラウンド以上、闘うなら別ですけど…これなら余裕ですね。
――今回の敗因は?
渡辺 キックを警戒しすぎたけど…迷いがありましたね。辰吉さんにも失礼です。同じことの繰り返しでバカですよね。相手が言ったように、本当にガキなのかなって思いますね。今度、K-1のサイトで俺はなんなのかってアンケートやってもらっていいですか? それ見て、ちょっと直します。犬も躾を直すプロがいるんで、俺にもよろしくお願いします。
――ですが、会場は沸きました。
渡辺 でも俺が勝たなきゃダメです。勝って自分が良かったって思えないと。だからダメです、勝負は勝たないと。
――今回の応援団は?
渡辺 500人くらいですかね。月曜日で仕事もやってんのに切り上げてくれて、感謝しています。


Kazuhisa Watanabe - Post-Fight interview - 26.Oct.2009

 
チョン・ジェヒのコメント
チョン・ジェヒ ――試合の感想をお願いします。
ジェヒ 思ったよりも試合が早く終わって幸いです。素晴らしい試合だったので満足です。勝ったから笑いたいけど、顔が固まっていますね。
――相手の挑発に関しては?
ジェヒ 彼の挑発的な動きは試合前から予想していました。冷静を保って試合に挑むと決めていたので大丈夫でした。
――K-1参戦後、2連勝ですが次のターゲットは?
ジェヒ 同じ階級の選手はよく知りませんが、主催者側の決めた選手と闘います。選手みんなの夢である『Dynamite!!』にも出たいと思います。よろしくお願いします。


Jae Hee Cheon - Post-Fight interview - 26.Oct.2009