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佐藤嘉洋 |
城戸康裕 |
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10 |
世界大会のリザーブファイトで、日本人トップ対決が実現した。山本優弥が躍進を続けるMAXの世界トーナメントだが、当初、今年の主役候補と目されていた日本人は、なにを隠そう佐藤嘉洋と城戸康裕だった。しかし、城戸が日本代表決定トーナメントで早くも挫折を味わうと、佐藤もMAX世界FINAL16で姿を消すことに。魔裟斗の後継者としてカリスマの背中を追う二人は、早々とレースから脱落する結果となってしまったのだ。だが、佐藤はユーリ・メス、城戸はリーロイ・ケスナーを下してリザーブファイトへの出場権を獲得。ついに日本屈指の実力者同士がリングで対峙することとなった。この試合に勝利すれば、わずかな可能性ながら王座、そして魔裟斗の背中が見えてくるだろう。
1R、積極的に攻撃したのは城戸だ。鋭い左ストレートが、佐藤を捉える。佐藤はガードを固めながら、ローキックを的確にヒットさせていく。城戸は左フック、ローキックと連続攻撃。佐藤はガマンして右ローキック。バックブローを放つ城戸。右ローキックで崩しにかかる佐藤。さらに佐藤は、前蹴り、左フックで攻める。城戸の左ストレート、佐藤のローキックが有効技といえた。
2R、城戸の左ストレートが佐藤の顔を弾く。城戸のローキックが佐藤の体を揺らす。優位に進めているかと思われたが、佐藤は強烈な右ローキックを連発。この攻撃で、城戸の表情が険しくなっていく。佐藤のボディストレートが決まり、右ローキックで動きを止める。すると右ストレートがヒットして、城戸がダウン。立ち上がった城戸に、佐藤がパンチをまとめてKOを狙う。しかし…、城戸の右フックが入り、佐藤がダウン。立ち上がった佐藤は、城戸と正面から打ち合う。佐藤の左ストレートがまともに入り、城戸のKO負け。激しい打ち合いを見せた好勝負は、佐藤が勝利を収めてリザーバーとなった。
――試合の感想をお願いします。
佐藤 城戸君は一発、一発のキレがありました。
――パンチで打ち合うことは作戦だったのですか?
佐藤 今回はパンチから蹴りの作戦でした。パンチをもらったのは作戦と違ったんですけど、隙がなかったですね。
――相手のパンチは見えましたか?
佐藤 見えてたけど、僕はいつも左もらっちゃうんで…ドン臭いせいかかわしきれなかったです。
――あのパンチでリズムが狂った?
佐藤 会長には、僕が逆にあれをやらないといけないって言われましたね。
――今日の勝ちで魔裟斗戦に近付いたと思いますか?
佐藤 ご指名を受ければ喜んで受けます。あそこから僕はリズムが狂ってイマイチな人生を送っているんで、時計の針を動かさないと。あと一ついいですか? 武田さんにはよくしてもらって、サプリメントの会社も武田さんに紹介してもらいました。僕が闘えなかったことが悔いですね。武田さんのような色気のあるファイターを目指します。
Yoshihiro Sato - Post-Fight interview - 26.Oct.2009
――敗因は?
城戸 ダウンもらっちゃったけど…経験の差が出ましたね。お互いにダウンを奪ってダメージはイーブンだったと思います。そこでどっちが先に当たるかで、僕がもらっちゃった。
――ダメージはいかがですか。
城戸 そんなにないですね。最終的には顔面なんで。ローキックを蹴ってくるのは想定内でした。でも、脛は自分の蹴りで痛めたものです。
――佐藤選手との差は?
城戸 1ラウンドは作戦がハマっていて、2ラウンドのダウンをもらうところまではうまく行ってましたね。差を感じなかったと言えば嘘になるけど…強かったです。佐藤選手は世界のトップクラスです。その選手からダウンを取れたということで、練習で頑張ってきた部分を褒めたいと思います。負けちゃいましたけど、そこだけは。
――以前よりもローキックが走っていました。
城戸 フィジカルトレーニングの成果だと思います。1ラウンドが終わっても、まったく疲れてなかったです。トレーニングの成果ですね。パワーもあったし、ローキックの威力も増しました。左フックもバンバン入ってくれたんで良かったです。とくにジャブは練習しました。お客さん、どうでした? 盛り上がってました? まあ、プロなんで盛り上がって良かった。リングで佐藤さんが「ライバルだと思ってる」と言ってくれたんで超えたいです。次は負けません。もっと自分は強くなれると思います。負けたけど自信は付きました。
Yasuhiro Kido - Post-Fight interview - 26.Oct.2009