| R |
佐藤 |
ユーリー |
| 1R |
10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 2R |
10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 3R |
10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 合計 |
30 |
30 |
| 30 |
30 |
| 30 |
30 |
| 延長R |
10 |
9 |
| 9 |
10 |
| 10 |
9 |
よもや、自分がリザーブファイトに回っているとは想像もしていなかったことだろう。佐藤嘉洋は、魔裟斗との最後の相手になるべく、FINAL16でドラゴと闘った。本戦は互角の内容となったが、延長ラウンドでいきなり失速。ドラゴの猛攻を耐えるのが精一杯だった。敗北を喫し、失意のドン底へ落ちた佐藤だが、「俺は絶対に諦めない」と再び立ち上がったのが、この試合だ。佐藤が闘うのは、オランダのユーリー・メス。あのバダ・ハリが所属するマイクスジムの古株で、ツボにはまった時の猛攻は、脅威としか言い表せない。佐藤がリーチを生かして完封するか、それともメスが距離を詰めて得意のパンチ連打に持ち込めるか、勝敗を分けるのは距離が鍵になりそうだ。
1R、右ローキックをヒットさせる佐藤。ワンツーからの右ローキックを決める。ユーリーは左ローキックを返す。佐藤は右ローキック、ジャブをついて右ローキック、さらに前蹴りからローキックと最後には必ず足を狙った。ユーリーの右ストレートが襲い掛かる。だが佐藤は、前蹴りでこれをしのぎ、ローキックを蹴っていった。
2R、佐藤のローキックは続く。ユーリーも左右のフック、アッパーでつなげる。ガードを固める佐藤は、ローキック。前蹴り、ローキックのパターンを繰り返す。さらに右フック、ローキックと変化を加えていった。ユーリーは、どうにか佐藤の穴を見つけようと探りをかけていくが、佐藤は綻びを見せない。ユーリーの右フックが当たっても、佐藤は少しも崩れなかった。
3R、佐藤は右ローキックを連発。ユーリーは右フック。これをブロックした佐藤は、なおもローキック。接近するユーリーにヒザ蹴りを見舞う佐藤。ユーリーは下がらずに右フックで攻撃。佐藤はガードしてローキック。大きなポイントにはならないが、確実に勝つことを考えているのだろう。お互いに決定打を与えることができずに、ドローに。勝負は延長戦に突入した。
延長ラウンド。佐藤は、相変わらず右ローキックで攻撃。ユーリーの右フックをガードして、右ローキックを決める。ここも、展開は同じか。だが右ローキックをヒットさせると、反転してバックブロー。佐藤は前蹴り、右ローキックと次々に攻撃を繰り出していく。ユーリーは、ローキックも蹴るが、佐藤は倍返し。ローキックを連発して、どうにか判定で逃げ切ることに成功した。10月のリザーブファイトで城戸と対戦するのは、佐藤となった。
――勝利という結果はいかがですか?
佐藤 最初、メスとやれって言われたときにマジかよって思ったんですけどね。しかもリザーブファイトっていう注目度の低いところでやるのが佐藤嘉洋だなと(苦笑)。
――相手の印象は?
佐藤 パンチが重かったです。
――ローキックが効いていたように見えました。
佐藤 1ラウンドから効いてる感じはしましたけど、根性がありましたね。あのレベルになると痛みでは倒せない。だから最後は勝負をかけました。
――これで優勝への可能性が残りました。
佐藤 5%だけど、僕は本当に諦めてない。まだチャンスがありますから。
――次は城戸選手との対戦となります。
佐藤 あの金髪が黒髪になるくらいショックな負け方をさせてやろうと思ってます。
――城戸選手はやる気満々ですよ。
佐藤 僕もやる気です。本戦よりも盛り上がって、そのまま本戦に出ます。城戸君には絶対に負けません。
――勝利する確率は?
佐藤 もう100%とは言いません。70から80%ですね。だから20、30%は不安で仕方がないです。
――かなりの接戦でしたね。
メス たしかにクロスファイトだった。パンチもローキックもかなり食らったから、オレの得意技、左の蹴り技が出せなかった。かなり間合いを詰めて試合をしないといけなかったね。
――佐藤選手は強かったですか?
メス 強い選手というか、攻撃が的確なんだ。パワーがある感じではなかったけどね。
――判定の結果には納得していますか?
メス 納得はできるね。最後はどっちがポイントを取ってもいいけど、日本なのでホームデシジョンは仕方ないだろう。
――前回は減量に苦しんだと思いますが、今回は?
メス 最初は重い体重から来ているから苦労したけど、ほとんどの選手が同じ苦しみを味わっているから納得している。コツは覚えているから、楽にはなっているけどね。