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第5試合
FINAL8/K−1ルール/3分3R延長1R

アルトゥール・キシェンコ
×アルトゥール・キシェンコ
ウクライナ/キャプテン オデッサ
VS
アンディ・サワー○
オランダ/シュートボクシング オランダ

延長R判定0-3
※10-9、10-9、10-9。本戦…30-30、30-30、30-30。
アンディ・サワー
試合レポート
R キシェンコ サワー
1R 10 10
10 10
10 10
2R 10 10
10 10
10 10
3R 10 10
10 10
10 10
合計 30 30
30 30
30 30
延長R 10 9
10 9
10 9
 世界FINAL8 で、最大の潰し合いとなったのが、アルトゥール・キシェンコ VSアンディ・サワーだ。この顔合わせは、昨年の世界大会準決勝戦とまったく同じ。そのときは、サワーの動き出しが遅く、勢いのまま押し切ったキシェンコが判定勝利を挙げている。連覇の夢を打ち砕かれたサワーはリベンジに燃えているが、キシェンコは「前回のように闘う」と自信満々だ。その背景には、サワーがFINAL16で新鋭のリーロイ・ケスナーに苦戦したこともあるだろう。対するキシェンコは、アルビアール・リマをKOで撃破。勢いでは、完全にキシェンコの方が上だ。どちらにしても実力者同士のこの潰し合いは、MAX優勝戦線に大きな影響を与えるのは間違いない。

 1R、軽く左右に動きフェイントでプレッシャーをかけるキシェンコ。スロースターターのサワーにラッシュをかけるのか。左ローキックで攻撃するキシェンコ。さらに左ミドルキックを放っていく。サワーはインローを返す。キシェンコはフックからローキック。サワーはインロー。キシェンコは左右のフック。かわしたサワーは、右ローキック。キシェンコも右ローキック。左アッパー、右フックとサワーを潰しにかかる。だが、サワーは崩れない。ローキックを蹴りつつ、フックを繰り出しポイントをイーブンに持ち込んだ。

 2R、キシェンコは左ミドルキック。右ストレートから左ボディブローで攻撃。サワーはクールな表情で受け流し、インローを返していく。キシェンコは左フック。サワーはローキック。キシェンコの左フックがヒットするが、サワーは崩れない。インローでダメージを与えるサワー。キシェンコはパンチを連打するが、あまり効果がないようだ。

 3R、ここでもキシェンコは積極的に攻めていく。ジャブで距離を詰めて左フック。ガードするサワーは右フックを返す。右ローキックで攻めるキシェンコ。左フック、右ストレートでサワーを攻め立てるが、あと一歩及ばない。サワーはローキックを的確に当てていき、ダメージは残りそうだ。キシェンコは前へ出て、細かいパンチ連打から左ボディブロー。サワーはローキックを連発。これが効いてきたのか、キシェンコは動きが落ちてきてしまう。判定はドロー。延長ラウンドへ突入した。

 延長ラウンド。キシェンコは最後の力を振り絞って、左ストレートを打っていく。サワーは完全に足狙い。キシェンコは動きに力がない。だがキシェンコは、下がらずに前へ出てフックを打っていく。サワーのローキックが次々と直撃する。キシェンコは前へ出て、フックからハイキック。かわしたサワーはローキック。本戦はほとんど差がなかったが、ここで大きくポイントがついてしまう。勝ったのは、サワー。サワーが判定で、昨年に負けたリベンジをはたした。
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選手のコメント
アルトゥール・キシェンコのコメント
アルトゥール・キシェンコ ――試合を終えて、今の心境をお願いします。
キシェンコ 決勝に残れなかったね。2007年に3位、2008年に2位と来て、今年は優勝しかないと思っていたけど…。帰ってトレーニングをするよ。
――試合の反省点は?
キシェンコ ボクに問題点はないね。目の上が切れたのは、サワーのバッティングだった。それなのに、なんのペナルティもなかった。それが悔しいね。公平ではないと思う。それに3ラウンドが終わってドローになったけど、あの時点でボクは勝っていたと思う。信じられないよ。口頭でもいいからバッティングを注意してほしかった。1試合で何度もあったんだ。ただサワーには優勝してほしいと思っている。
――バッティングをアピールしなかったのですか?
キシェンコ それはできないことになっているんだ。コーチが試合後に審判に話をしたら、あれは双方のバッティングだったと言われた。最後にファンに一言、言いたい。期待したような見所のある試合だったと思う。勝てなかったけど、楽しんでもらえたと思うよ。

 
 
アンディ・サワーのコメント
アンディ・サワー ――難しい試合でしたが、試合の結果には満足していますか?
サワー 試合前からハードファイトになるのは分かっていた。だから戦略をミッチリと練ったんだ。立てたプランがしっかりと活かせた。すごく疲れているけど、次のステップに繋がると思っているよ。
――延長戦に入るときの心境は?
サワー 延長が決まったとき、疲れは出たけど相手も疲れているのは分かっていた。最初から延長に入ってもいいという心構えでやっていたからね。
――前回の試合とキシェンコ選手に変化はありましたか?
サワー キシェンコは前と同じでタフなファイターだった。レベルに関してはひじょうに高かった。闘いにくかったことは間違いなかったね。
――ブアカーオ戦に向けての意気込みをお願いします。
サワー 次のブアカーオ戦が山場になるだろうね。大きなハードルだけど、去年はベルトを逃しているから絶対に優勝したい。ある程度は知っている相手だから、ゆっくり休んでから作戦を考えようと思っているよ。