| R |
キシェンコ |
サワー |
| 1R |
10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 2R |
10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 3R |
10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 10 |
10 |
| 合計 |
30 |
30 |
| 30 |
30 |
| 30 |
30 |
| 延長R |
10 |
9 |
| 10 |
9 |
| 10 |
9 |
世界FINAL8 で、最大の潰し合いとなったのが、アルトゥール・キシェンコ VSアンディ・サワーだ。この顔合わせは、昨年の世界大会準決勝戦とまったく同じ。そのときは、サワーの動き出しが遅く、勢いのまま押し切ったキシェンコが判定勝利を挙げている。連覇の夢を打ち砕かれたサワーはリベンジに燃えているが、キシェンコは「前回のように闘う」と自信満々だ。その背景には、サワーがFINAL16で新鋭のリーロイ・ケスナーに苦戦したこともあるだろう。対するキシェンコは、アルビアール・リマをKOで撃破。勢いでは、完全にキシェンコの方が上だ。どちらにしても実力者同士のこの潰し合いは、MAX優勝戦線に大きな影響を与えるのは間違いない。
1R、軽く左右に動きフェイントでプレッシャーをかけるキシェンコ。スロースターターのサワーにラッシュをかけるのか。左ローキックで攻撃するキシェンコ。さらに左ミドルキックを放っていく。サワーはインローを返す。キシェンコはフックからローキック。サワーはインロー。キシェンコは左右のフック。かわしたサワーは、右ローキック。キシェンコも右ローキック。左アッパー、右フックとサワーを潰しにかかる。だが、サワーは崩れない。ローキックを蹴りつつ、フックを繰り出しポイントをイーブンに持ち込んだ。
2R、キシェンコは左ミドルキック。右ストレートから左ボディブローで攻撃。サワーはクールな表情で受け流し、インローを返していく。キシェンコは左フック。サワーはローキック。キシェンコの左フックがヒットするが、サワーは崩れない。インローでダメージを与えるサワー。キシェンコはパンチを連打するが、あまり効果がないようだ。
3R、ここでもキシェンコは積極的に攻めていく。ジャブで距離を詰めて左フック。ガードするサワーは右フックを返す。右ローキックで攻めるキシェンコ。左フック、右ストレートでサワーを攻め立てるが、あと一歩及ばない。サワーはローキックを的確に当てていき、ダメージは残りそうだ。キシェンコは前へ出て、細かいパンチ連打から左ボディブロー。サワーはローキックを連発。これが効いてきたのか、キシェンコは動きが落ちてきてしまう。判定はドロー。延長ラウンドへ突入した。
延長ラウンド。キシェンコは最後の力を振り絞って、左ストレートを打っていく。サワーは完全に足狙い。キシェンコは動きに力がない。だがキシェンコは、下がらずに前へ出てフックを打っていく。サワーのローキックが次々と直撃する。キシェンコは前へ出て、フックからハイキック。かわしたサワーはローキック。本戦はほとんど差がなかったが、ここで大きくポイントがついてしまう。勝ったのは、サワー。サワーが判定で、昨年に負けたリベンジをはたした。
――試合を終えて、今の心境をお願いします。
キシェンコ 決勝に残れなかったね。2007年に3位、2008年に2位と来て、今年は優勝しかないと思っていたけど…。帰ってトレーニングをするよ。
――試合の反省点は?
キシェンコ ボクに問題点はないね。目の上が切れたのは、サワーのバッティングだった。それなのに、なんのペナルティもなかった。それが悔しいね。公平ではないと思う。それに3ラウンドが終わってドローになったけど、あの時点でボクは勝っていたと思う。信じられないよ。口頭でもいいからバッティングを注意してほしかった。1試合で何度もあったんだ。ただサワーには優勝してほしいと思っている。
――バッティングをアピールしなかったのですか?
キシェンコ それはできないことになっているんだ。コーチが試合後に審判に話をしたら、あれは双方のバッティングだったと言われた。最後にファンに一言、言いたい。期待したような見所のある試合だったと思う。勝てなかったけど、楽しんでもらえたと思うよ。
――難しい試合でしたが、試合の結果には満足していますか?
サワー 試合前からハードファイトになるのは分かっていた。だから戦略をミッチリと練ったんだ。立てたプランがしっかりと活かせた。すごく疲れているけど、次のステップに繋がると思っているよ。
――延長戦に入るときの心境は?
サワー 延長が決まったとき、疲れは出たけど相手も疲れているのは分かっていた。最初から延長に入ってもいいという心構えでやっていたからね。
――前回の試合とキシェンコ選手に変化はありましたか?
サワー キシェンコは前と同じでタフなファイターだった。レベルに関してはひじょうに高かった。闘いにくかったことは間違いなかったね。
――ブアカーオ戦に向けての意気込みをお願いします。
サワー 次のブアカーオ戦が山場になるだろうね。大きなハードルだけど、去年はベルトを逃しているから絶対に優勝したい。ある程度は知っている相手だから、ゆっくり休んでから作戦を考えようと思っているよ。