| R |
サワー |
ケスナー |
| 1R |
10 |
7 |
| 10 |
7 |
| 10 |
7 |
| 2R |
10 |
9 |
| 10 |
9 |
| 10 |
10 |
| 3R |
10 |
8 |
| 10 |
8 |
| 10 |
8 |
| 合計 |
30 |
24 |
| 30 |
24 |
| 30 |
25 |
王座奪還を目指すアンディ・サワーが、“Mr.K-1”の愛弟子を迎え撃つ。05年、07年と2度のMAX制覇を達成しているサワーは昨年、前人未到の2連覇という偉業に挑戦。しかし、新鋭のアルトゥール・キシェンコに敗戦を喫し、念願の連覇は叶わなかった。だが、自身のホームグラウンドであるシュートボクシングのリングで、3度目のS-cup王者となったサワーは完全復活。再びMAXの頂点を見据えている。そしてサワーの相手に選ばれたのは、MAXヨーロッパ予選を駆け上がったシンデレラボーイ、リーロイ・ケスナーだ。ピーター・アーツの愛弟子であるケスナーは師匠譲りの精神力を武器に、ノーマークながら過酷なトーナメントを勝ち上がった。テクニックで上回るサワーだが、ケスナーは欠点を気持ちで補って挑むはず。少しでも気を抜けば、サワーが足元をすくわれる展開も考えられる。もしサワーが破れれば、MAXの世代交代は一気に加速することになるだろう。
1R、ケスナーは圧力をかけて前へ出る。前蹴り、ローキックとスロースターターのサワーを早いラウンドで仕留めにかかるつもりか。ローキックを蹴りつつ、フックでサワーを倒しにかかるケスナー。アーツにK-1魂を叩き込まれているようだ。じっくりと様子を見ていたサワーは、左右のフックをまとめる。そしてヒザ蹴りをズバンと決めて、ケスナーがダウン。立ち上がったケスナーに、サワーが左右のフックを乱れ打ち。さらにヒザ蹴りが入り、ケスナーが二度目のダウンだ。あと一回のダウンでKOとなるが、ケスナーはラウンド終了のゴングに救われた。
2R、サワーは左ストレート、ヒザ蹴りで追い込む。左ストレートがヒットして、ケスナーはピンチか。だがケスナーは、負けない。前へ出て、サワーと真っ向勝負を挑む。サワーはミドルキックで止めにかかるが、なかなか距離をとれない。ならばと、サワーは左ボディをヒット。右フックも放ち、仕留めにかかる。しかしケスナーの突進は止まらない。サワーは手数を増やすが、ケスナーの執念に苦しんでいるようだ。
3R、サワーは左右のフックでKOを狙う。ケスナーは、まるで重戦車のごとく前へと突き進む。サワーの手が止まると、ケスナーは左右のフックを打ちまくった。最後まで勝負を諦めないこの執念は、アーツ譲りだ。押されていたサワーは、ボディを連打。それでも前へ出てくるこの若者に対して、ヒザ蹴りを突き上げた。これがヒットすると、ケスナーはダウン。勝負はあったかと思われたが、立ち上がったケスナー。判定にもつれたが、やはりサワーが勝者に。サワーがFINAL8へと駒を進めたが、ケスナーの粘りも印象に残った。■
――試合の感想からお願いします。
サワー 全体としてはまあまあの出来だったね。1ラウンドの早い段階でダウンを奪えた。後半はスローダウンをしたわけじゃなくて、様子を見ながら落ち着いて試合をしていたんだ。結果としては勝てたし、良かったよ。
――試合中はかなりヒートアップしているように見えました。
サワー 試合のあとに、彼に申し訳なかったと言ったんだ。しっかり倒さなければいけなくて、焦っていた。あれはカッとなったんじゃなくて、キッチリ倒そうと思っただけなんだよ。
――試合経験の少ないケスナー選手を相手に、判定まで行ってしまったという見方もあります。
サワー たしかにプロでの戦績に経験値の差はあるけど、彼のことは良く知っているんだ。アマチュアで数多くの試合をしているから、経験値はある選手だよ。でも、初の大舞台で頑張ったと思う。1ラウンドの劣勢から盛り返したのはすごいと思うよ。有望な選手だ。
――今大会で印象に残っている選手は?
サワー レベルの高い内容だね。誰が勝ってもおかしくない。でも、とくにすごいと思った選手はいない。みんな強豪だとは思うけどね。ただ、ブアカーオのダウンは驚いたな(笑)。
――試合の感想をお願いします。
ケスナー 自分にとってはキツイ試合だったね。内容も良くなかった。でも、またチャンスがもらえたら嬉しいな。
――サワー選手とは、どのくらいの差を感じましたか?
ケスナー 経験の違いは感じたけど、ボクはヨーロッパ予選に出場する前、プロで2試合しかしていないんだ。それでも判定まで持ち込んだのは、心の強さを見せたと思うよ。
――サワー選手の印象はいかがでしたか。
ケスナー 実際に闘ってみて、憧れの存在だったサワーは素晴らしいファイターだと感じたよ。