4年連続大晦日登場となる所英男は、中村大介と対戦。所はリングス、中村はUインターの流れをくむジムで育っており、中村はこの試合を“UWFファン最強決定戦”と表現。お互いアグレッシブで動きの多い試合を身上としているだけに、大会ベストバウト候補の呼び声も高い。
1R、先制のタックルを仕掛けた所に、中村はアームロックで切り返し、そこから腕十字へ。所はこれを脱出するも、中村はすかさず足関節を狙う。これも抜けた所は、バックを奪うと後方へ投げる。だが、ここでも中村がアームロックから腕十字。所はこれもクリアし、十字、そしてバックを奪う。ノンストップの目まぐるしい展開に、会場は大歓声。
バックを取った状態から回転しつつ足を狙った所。中村はその体勢から、またしても腕十字。これがガッチリと極まる。所は必死に耐え、ギブアップを拒むもレフェリーが試合をストップ。期待以上の名勝負は、中村の一本勝ちに。
試合後、マイクを渡された中村は「自分はまだまだなんで、(マイクで大きなことを)言える立場じゃないです。もっと強くなって、いろいろ挑戦していきたいです」と語り、「みなさん、よいお年をお迎えください」のあいさつで締めくくった。
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選手のコメント
中村大介のコメント「内容の濃い、一本を狙う姿勢、気持ちがぶつかり合う闘いが見せられた」
──試合の感想をお願いします。中村 所さんは階級が違うんですけど、試合を受けてくれたのが本当にうれしかったですね。自分自身ずっとやりたいと思っていた試合だったんで、こういう大晦日の大きな舞台で、大勢の人が観てくれているところでやれたことをうれしく思います。所さんには、ありがとうございましたと言いたいです。
──お互いに関節を取りに行ってましたが、試合内容に関してはいかがですか?
中村 ちょっと時間が短かったのが……。もうちょっと二人の闘いを楽しみたかったなと。まあ、勝ったから言えるというか、終わったから言えると思うんですけど、終わってみたらもっとやりたかったなと思う反面、短い時間で、内容の濃い、一本を狙う姿勢、気持ちがぶつかり合う闘いが見せられたかなと思います。
──所選手も腕十字を返してきましたが。
中村 所さんも腕十字で極める試合はあるし、極める力はあるんで。結構やばいところもあって、あそこで十字に来たのは意地みたいなのが見えて、やってて楽しかったですね。
──闘う前と闘ったあとで印象は?
中村 「あっ、やっぱり」っていう感じでしたね。ずっとやりたいと思ってた試合なんですけど、何回でもやりたいですね。お互いを高めあっていければ。所さんは、来年、フェザー級トーナメントもあるので頑張ってほしいですし、何年後かにまたやれればいいと思います。
──最初の腕十字の感触は?
中村 最初のあれは、(所が)逃げるのが上手かったです。これから強豪選手とやっていくなかでは、あそこで取れたほうがいいと思いますね。でも、自分たちも、見てる人たちも楽しめる試合が理想なんで、良かったと思います。
所英男のコメント
──ケガの状況は?上原ZST広報 右腕の尺骨骨折ということで、これからレントゲン等でもう一回病院に行く予定です。
──中村選手の腕十字を、所選手も腕十字で切り返してましたが、あれは作戦だったのですか?
所 作戦というか、流れでちょっと意地になってしまったところがあったんで。
──中村選手が、お互いが上がったところで再戦したいとおっしゃってましたが、所選手はいかがでしょうか?
所 僕はすぐにでもやりたいという気持ちがあるんですけど、お互いが強くなって、いいところでやれたら最高だと思います。




















