第8試合:日本代表決定トーナメント準決勝戦(2)/K-1ルール/3分3R延長1R
× 前田宏行
(日本/BUKUROジム)
vs HAYATO
(日本/FUTURE_TRIBE)
1R3分00秒終了後、TKO ※ドクターストップ(ヒジ負傷のため)。HAYATOは右フックでダウン1あり
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 日本トーナメント準決勝は、よもやのカードが実現した。優勝候補として注目を集めていたTATSUJIを倒した前田宏行が、パンチで倒して準決勝へ勝ち上がることになったのだ。そして、その前田と闘うことになったのはHAYATO。龍二と真っ向から打ち合ったHAYATOは、ダメージが心配される。前田はほぼノーダメージで勝ち上がっただけに、勝負の行方は分からなかった。

 1R、ゴングとともに飛び出していったのは、やはり前田だ。右フック、左フックがHAYATOに襲いかかる。HAYATOはしっかりとガードして、左ミドルキックを蹴っていく。そして、左ローキック。打ち合う気持ちはないようだ。前田はかまわずに右ストレートを放つ。HAYATOは右フックを打ちつつ、狙いは右ローキックだ。前田は離れると、HAYATOの右ローキックが飛んでくる。だが、不用意には近づけない。HAYATOが、このまま蹴りで完封するのだろうか。だが、男・前田は一気に勝負をかける。左フックをヒットさせると、右フックでHAYATOがダウン。よもやの逆転に会場が最高潮に盛り上がる。あと、一回のダウンを奪えばKO勝ち。前田は、残りの力を振り絞って、HAYATOをコーナーへ追い込み、パンチをラッシュ。だが、ラウンド終了のゴングが鳴らされてしまった。

 2R。開始のゴングが鳴らされる前に、ドクターが前田をチェック。すると、HAYATOの蹴りを受けて、骨折の疑いがあると診断。前田は、必死になって続行をアピールしたが、無念のドクターストップに。決勝には、HAYATOが上がることになった。■

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前田宏行のコメント

maeda――ケガの状態はいかがですか?
前田 脱臼みたいです、右肘の。相手が左ミドルで殺してくるとは思っていたんです。けど、ダウンを奪ったんでブッ倒そうと。でも、コーナーに戻ったらドクターがいたんですよ。もう1Rだけくれと言ったんですけど、ダメでした。ダウンをとる前から違和感を感じていたんです。でも、HAYATO選手が倒れたんでイケイケだったんですよ。でも、触られたらビリビリといった感覚がありましたね。
――結果には納得していますか?
前田 納得いかないですよね。でも、体が耐えられなかったと判断されたので、しょうがなかったですね。…悔しいです。
――ボクサーとしての魅力を存分に発揮しました。
前田 ボクサーがK-1のリングに上がること自体、ローキックで負けるというイメージがありますよね。それを打ち壊したいと思っていました。でも、できたかどうかは僕が決めることではないです。ただ、熱い試合を心がけていたんで。正面突破が身上ですけど、仕方ないですね。
――全治は?
前田 分からないですけどおっさんなんで、早くはないですね(笑)。それが悔しいですよね。四捨五入すれば40歳ですからね。
――今後もK-1に参戦?
前田 続けたいですけど、二文字が頭をよぎるんです。………離婚という二文字が(笑)。向こうの家庭と家族をどう納得させるかですね。
――家族にはどう報告しますか?
前田 自分が選んだ道は間違いじゃないってことを見せたかったんです。娘には頑張るっていうのはこういう姿なんだよ、ということを見せようと思っていました。今の子供たちはすぐに諦めたり、弱音を吐くんです。そんなんじゃないということです。優勝して泣きたかったですね。優勝したらテレビ番組に出るって娘に言っていたんですけどね(笑)。今は笑っていますけど、家に帰って一人になったら泣き崩れるでしょう。
――今回の試合が最後になる可能性もありますか?
前田 正直、辞めたくないです。やりたいですよ。
――TATSUJI戦の感想は?
前田 マスコミの目から見て、僕は眼中になかったみたいですけど、打ち合いなら絶対に負けないと思っていました。予想通りに打ち合ってきたので男気があるな、と。■

    
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